傘下レーベルADORとの葛藤で親会社HYBEの株価が急落したなかで、仮にNewJeansが活動中断となってもHYBEへの影響は限定的との見方が出ている。
【全文】“NewJeansの母親”「パクられた」とHYBEを非難
NH投資証券のイ・ファジョン研究員は4月23日、「前日、HYBEの株価が7.8%急落した。子会社ADOR関連のノイズが発生したことにより、ADOR所属であり、HYBEの主要アーティストであるNewJeansの今後の活動への支障、そして主要プロデューサーであるミン・ヒジンの離脱の可能性に対する憂慮が膨らんだため」と説明した。
HYBEは4月22日、ADOR経営陣による経営権奪取の試みが見られるとし、ADORに対する監査権を発動させた。理事会交代のための株主総会招集を要請し、ミン・ヒジン代表の辞任を要求する書簡を送った。
一方でADORは同日、公式立場を発表。HYBEのまた別の傘下レーベルBELIFT LABの新ガールズグループILLIT(アイリット)が「NewJeansをコピーしたこと」が今回の葛藤の原因とし、経営権を奪取しようとしていないと反論した。
両社に葛藤が生じたことで、5月24日にカムバックを控えるNewJeansの活動にもブレーキがかかるとの見方が出ている。
イ・ファジョン研究員は「昨年のHYBE内におけるADORの営業利益寄与度は11%水準で、今年の当社推定値基準のHYBE内のADORの営業利益寄与度は14%」と述べた。
続けて「ADOR側の別途の要請がない以上、HYBEはNewJeansの予定された活動が正常に進行されるように支援する予定であり、ADORの立場でも予定されたカムバックを中断する可能性は高くない」と説明した。
そして「仮に下半期のNewJeansの活動が中断されたとしても、実質的には1枚のアルバム発売の支障にとどまると見られ、今年の実績に対する影響は10%未満だろう」とし、「すなわち実績への支障に対する憂慮は、すでに株価に大部分が反映された」と分析した。
なおHYBEがミン・ヒジン代表とADOR経営陣に送った監査質問書の答弁期限は、本日(4月23日)午後とされている。
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