韓国で生まれ変わった『寄生獣』は受け入れられるのだろうか。
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3月26日午前、ソウル龍山区(ヨンサング)に位置するドラゴンシティホテルの3階では、Netflixオリジナルシリーズ『寄生獣 ―ザ・グレイ―』の製作発表会が行われた。この場にはヨン・サンホ監督をはじめ、主演のチョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・イングォンなどが参加した。
『寄生獣 ―ザ・グレイ―』は、人間を宿主として勢力を拡大しようとする寄生生物と、それを阻止しようとする専門チーム「ザ・グレイ」の戦いを描く。世界30以上の国と地域で累計2500万部が販売された岩明均氏の『寄生獣』が原作となっている。
映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)、『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)、Netflixオリジナル『地獄が呼んでいる』(21~)、『JUNG_E ジョンイ』(23)などを手掛け、“実写化”に定評のあるヨン・サンホ監督作品と言うことで、大きな期待がかかっている。
もともとアニメ監督だったことで知られるヨン・サンホ監督。「学生の時に原作のファンで、『寄生獣』はバイブルのような存在だった。このマンガは読めば読むほど深くハマり、マンガ以外の世界はどうだろうか?と想像するようになった」とし、「『寄生獣』を見る時、幼い学生のヨン・サンホは、“これが日本で起きたことだとすれば、韓国ではどんなことが起きるだろうか?”と考えた。それが『寄生獣 ―ザ・グレイ―』の始まりだった」と明らかにした。
続けて「時間がたくさん経った後、そのアイデアを持って原作作家に手紙を送った。“こういうアイデアで作りたい”と言ったら、作家さんがアイデアを面白がってくださり、"好きなようにやってみてください"とのメッセージをいただき、そこから企画・開発をすることになった」と制作秘話も述べている。
そして副題の『ザ・グレイ』については、「この作品は原作が持つ“共存”というテーマを含んでいる。人間と寄生生物の間にいるスイン(演者チョン・ソニ)という人物が、一種の“灰色”のような存在だと考え、副題を『ザ・グレイ』にすることになった」と話した。
続いて脚本家のリュ・ヨンジェは、「私たちが日本の原作を買うことはできないのではないかと考えた。ところが、ヨン・サンホ監督が原作者に手紙を書き、さらに原作者が“ヨン監督の心が変わる前に早くハンコを押そう”と言っていたので驚いた」として、「ヨン監督との制作は面白さと驚きの連続だ。私の制作は慎重で、監督との制作はジャンルの遊び場のようだ。面白さと想像を思う存分広げながらやるから、お金をもらいながらやるのではなく、お金を出しながらやるべきではないかと思う」と満足感を示した。これに対してヨン・サンホ監督は、「感謝する。お金を出しながらやってくれると言ってくれたので」と笑った。
チョン・ソニは寄生生物のハイディと“奇妙な生活”を送ることになるスイン役を、ク・ギョファンは消えた弟を追ううちに寄生生物の存在を知り、スインと同行することになるガンウ役を演じる。そしてイ・ジョンヒョンは、寄生生物によって夫を失ったことで全滅のために奮闘する「ザ・グレイ」のチーム長、ジュンギョン役に扮し、クォン・ヘヒョはスインを最後まで保護しようとする古参刑事チョルミン役、キム・グォンはチョルミンの後輩を演じる。
相次いでNetflix作品を制作したことで、「Netflix公務員」という愛称を得たヨン・サンホ監督。今回の『寄生獣』についてな、「これまでNetflixでやってきたのはオリジナル作品だが、Netflixメディアがワールドワイド、グローバルでマニアックな色彩を持つ。マンガが好きなマニアとして、Netflixというメディアを通じて“オタク活動の最高峰”をしているような感じだ。今回の『寄生獣』をきっかけに私も作りたかったし、最愛の作品に対するオタク活動のラスボスのように、“成功したオタク”として、制作できて嬉しい」と打ち明けた。
最後にリュ・ヨンジェは、「『寄生獣』の世界観が韓国に拡張されたが、面白い話がいっぱいの世界観が広がってほしい。全世界の『寄生獣』ファンが興奮するようなプレゼントがたくさん詰め込まれている。多くの愛を受け、さらに伸びていくことを願う」と話した。
そしてヨン・サンホ監督は「最後の場面は『寄生獣』のファンが歓呼するような場面で終わる。最後の場面までぜひ見てほしいし、原作を先に見て私たちの作品を最後まで見ると、とても大きな衝撃がありそうだ」と付け加え、好奇心を増幅させた。
製作者も太鼓判の『寄生獣 ―ザ・グレイ―』は、4月5日よりNetflixで全世界190カ国余りで配信開始。
(記事提供=OSEN)
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