BTSのメンバー7人と所属事務所HYBEの創業者であり、筆頭株主でもあるパン・シヒョク議長の“特別関係”が解消された。
先立ってHYBEは11月14日の「株式等の大量保有状況報告書」を通じて、その事実を公示した。
どういうことだろうか。11月17日、HYBEによれば、メンバーたちが持分を売却したわけではなく、BTSメンバーとパン・シヒョク議長との株主間の契約が終了したという。
これまでBTSメンバーは、その株主間の契約によって“特別関係者”となっており、議決権をパン・シヒョク議長に委任した状態だったとされる。だが今後はそうではなくなったというわけだ。
つまりBTSメンバーは今後、保有する株式に従ってHYBEの議決権も行使できるようになったといえるだろう。
BTSはメンバー全員がHYBEの株式を保有しており、今年2月時点での評価額はSUGA、JIMIN、V、JUNG KOOKがそれぞれ133億ウォン(約13億3000万円)、J-HOPEが122億ウォン(約12億2000万円)、RMが113億ウォン(約11億3000万円)、JINが102億ウォン(約10億2000万円)だった。
パン・シヒョク議長は会社の上場に先立って、BTSの7人に1人当たり6万8385株を贈与した。評価額が少ないJ-HOPE、RM、JINは、単純に株を一部売却したからだ。
今回、特別関係が解消されたのは、BTSメンバー全員と所属事務所の再契約が成功したからだと見られている。
再契約についてパン・シヒョク議長は去る10月、「BTSとは仲が良いが、契約の協議過程にはもともと“痛み”があり、それを解決しながらさらに親しくなった。マネージャーとして生きていく人生で苦痛も多いが、一番大きな幸せだった」と心境を明かしたりした。
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