薬物騒動で俳優イ・ソンギュンが降板したドラマ『ノー・ウェイ・アウト』(原題)が、代役を模索している。
10月30日、芸能事務所SARAMエンターテインメントの関係者は、本紙『スポーツソウル』に「チョ・ジヌンが『ノー・ウェイ・アウト』の出演オファーを受けたのは事実だ」と明らかにした。
『ノー・ウェイ・アウト』は、出所した凶悪犯が200億ウォン(約20億円)の懸賞金がかけられた公開殺人請負に参加し、殺そうとする者と生き残ろうとする者の対決を描いた作品。イ・ソンギュンはユ・ジェミョンとともに主演にキャスティングされていたが、薬物疑惑により自ら降板した。
ドラマ制作側は23日、「イ・ソンギュンの不祥事が起きた直後、状況が整理されるまで相当時間がかかると予想され、やむを得ず降板の意思を表わした」と発表。続けて「製作会社はマネジメントと合意の下で俳優の立場を受け入れた。 現在、撮影は予定通り進行中であり、延期されない」と公示していた。
今回、イ・ソンギュンの代役としてオファーを受けたチョ・ジヌンは、映画『マルチュク青春通り』(2004)でデビューし、『悪いやつら』(2012)、ドラマ『シグナル』(2016)など多数の作品に出演していた。2014年の映画『最後まで行く』ではイ・ソンギュンと共演したこともある。
◇イ・ソンギュン プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。
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