裁判所に出頭するだけで受難だ。
俳優のユ・アイン(36、本名オム・ホンシク)が2度目の令状実質審査を受けた後、多くの紙幣を投げつけられた。
9月21日、ユ・アインはソウル瑞草(ソチョ)区のソウル中央地裁で開かれた麻薬類管理法違反、証拠隠滅教唆、犯人逃避などの容疑に対する拘束前被疑者尋問(令状審査)に知人のチェ氏と出席した。去る5月25日の警察捜査当時に請求された最初の拘束令状が棄却されてから、119日ぶりだ。
拘束令状実質審査を終えたユ・アインは護送車に向かう過程で、「領置金(刑務所などに収監される際、刑事施設に預ける金品)として使え」と叫ぶ市民から1万ウォン札や5000ウォン札、1000ウォン札が入り混じった札束を投げつけられた。
ユ・アインは先立って5月に初めての拘束令状が棄却された後、ソウル麻浦(マポ)警察署留置場から出て帰宅する途中にも、市民からコーヒーのペットボトルを投げつけられたりした。
ユ・アインは2020年からソウル一帯の病院で、美容施術の睡眠麻酔を口実に約200回、計5億ウォン(約5000万円)相当のプロポフォールなど医療用麻薬類を常習的に買収・投薬した疑いが持たれている。数十回にわたって他人名義で睡眠薬約1000錠を不法処方されて投薬し、今年1月にはチェ氏など4人と一緒にアメリカで大麻などの麻薬類を投薬した疑いもある。
2度目の拘束令状審査を受ける前、ユ・アインは取材陣に「心配をおかけして申し訳ない。審査に誠実に臨む」とし、「証拠を隠滅しようとしたわけではない」と明らかにした。しかし“麻薬遠征ショッピング”などについては何の返事もしなかった。
ユ・アインが拘束されるか否かは、本日中に決まる見通しだ。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名になる。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演して活躍している。
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