韓国JTBCの新ドラマ『ヒーローではありませんが』(原題)のスタッフが、一般人への“妨害”について謝罪した。
9月11日、俳優チャン・ギヨン、チョン・ウヒ主演の新ドラマ『ヒーローではありませんが』の制作スタッフは立場文を通じて、「病院側と協議し、利用客の動線全体を塞がないことを条件に了解を得て、撮影を進めたにもかかわらず、見舞客の方に不便をおかけしたことを謝罪する。撮影中に不便をかけないよう、より細心の注意と努力を傾ける」と伝えた。
同日午前、韓国オンラインコミュニティには「ドラマ撮影チームは人間的に酷いですね」というタイトルの文が掲載された。
この文の投稿者は「妻が早産の気があったので、ソウルのある病院の高危険産婦室に入院して退院した。ところが昨日、出血があったため救急室に行き、本館の高危険産婦室に向かった。この知らせを聞いて店を閉めたあと、すごく走った」と説明した。
続けて「しかし本館に入って走ろうとしたが、ドラマの助演出が“撮影中”と言って道を塞いだ。行けないように塞がれた道は計2つだが、片方はスタッフがずらりと並んでおり、片方は最初から通れないよう規制されていた」と主張。そして「スタッフが撮影中に静かにしろと良くない表情で行く道まで塞いで話した」とし、「ここは人を助けるところであって、撮影がなんだ」と怒りを隠さなかった。
最後に「幸い妻に問題はなかったが、もし問題が生じていたら、すべてをひっくり返してしまいそうな気分だった。あちこちにゴミを捨てて騒いでいるのも問題だが、病院で何をしても規制までするのはあり得ないことだ」と付け加えた。
『ヒーローではありませんが』スタッフの謝罪全文は以下の通り。
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『ヒーローではありませんが』製作会社SLL、Story&Picturesです。
今月10日に行われた『ヒーローではありませんが』の病院での撮影についてお話します。
病院側と協議し、利用客の動線全体を妨げない程度でご了承を得て撮影を行ったにもかかわらず、保護者の方にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
撮影中にご迷惑をおかけしないよう、より細心の注意と努力を傾けます。
ありがとうございます。
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