1980年代、韓国の6人組混成グループ「The Wild Cats」のボーカルとして愛された女性歌手イム・ジョンイムさんがこの世を去った。
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韓国音楽界によると、イム・ジョンイムさんは8月30日11時に出棺の手続きが終わった。故人は膀胱がんで闘病していたが、28日に病院で足を踏み外して転倒したあと、自宅で息を引き取ったという。享年73歳。
イム・ジョンイムさんは独身だったため、甥が喪主として葬儀を取り仕切った。故人の知人である俳優ハン・ジイルは、本紙『スポーツソウル』に「The Wild Catsメンバーの韓国芸能芸術人協会夫人、(姉妹デュオの)国宝姉妹など、ニュースを見て訪ねてきた知人だけが弔問に来た」と語った。
1969年、在韓米軍のステージで歌い始めた故人は、1971年にThe Wild Catsの一員としてデビューし、香港など海外でも活動した。1979年のアルバム『The Wild Cats /野良猫たち』に収録された『マウムヤッケソ(心が弱くて)』が大きな人気を集め、1980年には同名の映画が製作されたりもした。同曲は、1996年に『ごっつええ感じ』でダウンタウンなどがカバーして歌ったこともある(『マウヤケソ』)。
その後、イム・ジョンイムさんは1980年にソロデビューし、翌年にリリースした「ボニーM」の『Bhama Mama』カバーソング『マルハナマナ』が長年愛されている。
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