信頼関係は崩れた。
K-POPガールズグループFIFTY FIFTYのメンバーたちが所属事務所を相手に、専属契約効力停止仮処分申請を提起した。
6月28日、FIFTY FIFTYの法律代理人である法務法人バルンは、「4人のメンバーたちは法律代理人を通じて6月19日、専属契約効力停止仮処分申請をソウル中央地裁に提起し、現在裁判が進行中」と明らかにした。
法律代理人は「(所属事務所の)ATTRAKT側が契約に違反し、信頼関係の破壊を引き起こしたことに伴う措置」とし、「法律代理人はこれまでの様々な問題点を指摘し、是正を求める書簡を発送したが、ATTRAKTは要求事項に対する釈明の努力なしに持続的なメディア報道を通じて、メンバーの名誉を失墜させている」と指摘した。
また、所属事務所が主張した「外部勢力によるメンバー強奪の試み」はなく、「4人のメンバーたちが一丸となって主体的な決定を下したことであることを明確にする」と強調した。
最後に「ATTRAKTにはこれからでも、これ以上FIFTY FIFTYメンバーたちの名誉を損なわないよう要請する」と付け加えた。
先立ってATTRAKT側は6月26日、外部勢力がメンバー強奪を試みたと主張し、「事件の背後に某外注用役業者とワーナーミュージック・コリアが関連していると見られる」との立場を明らかにした。
そしてATTRAKTは、某外注用役業者がワーナーミュージック・コリアに接近し、ATTRAKT所属のFIFTY FIFTYを売り渡す提案をした状況を捕捉したという理由で、ワーナーミュージック・コリアに内容証明を発送した。
これと関連してワーナーミュージック・コリア側は、「ATTRAKTが主張した内容は事実無根であり、内容証明書を送った部分に対しても遺憾を表わす」と反論した。
その後の6月27日、ATTRAKT側はメンバー強奪の背後と目された、FIFTY FIFTYのプロデュースを担ってきた株式会社The Giversのアン・ソンイル代表ら4人を相手に「告訴状を提出した」との立場を伝えた。
しかしFIFTY FIFTYメンバー4人が今回発表した公式立場を見ると、ATTRAKTに様々な問題があるように見えるのも事実だ。
2022年11月にデビューし、大ヒット曲『Cupid』を通じて米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」にチャートインしながら、歴代K-POPガールズグループの記録を次々と更新している“記録の少女たち”ことFIFTY FIFTY。彗星のように現れたガールズグループと所属事務所の葛藤は、どんな結末を迎えるだろうか。
FIFTY FIFTYの法律代理人、法務法人バルンの公式立場全文は、以下の通り。
◇
FIFTY FIFTYのセナ、キナ、アラン、シオ(以下「メンバーたち」という)の法律代理人の法務法人(有)バルンから申し上げます。
4人のメンバーたちは法律代理人を通じて6月19日、専属契約効力停止仮処分申請をソウル中央地裁に提起し、現在裁判が進行中です。これはATTRAKT側が契約に違反し、信頼関係の破壊を引き起こしたことに伴う措置です。
メンバーたちは裁判が進行中であるだけに、対応をしませんでした。法律代理人はこれまでの様々な問題点を指摘し、是正を求める書簡を発送しましたが、ATTRAKTは要求事項に対する釈明の努力なしに、持続的なメディア報道を通じてメンバーの名誉を失墜させており、本立場文を明らかにすることになりました。
4人のメンバーたちは幼いにもかかわらず、主体的に考え行動するよう努力してきました。両親と十分に相談した上で、私たちの法律代理人の助力を得て、問題提起に至ったのです。それでもATTRAKTが契約違反事項に明確な説明ができず、「外部勢力による強奪の試み」としてメンバーの声に耳を傾けておらず、メンバーの手術理由を当事者との協議もなしに任意で公開する姿を見ながら、メンバーたちは大きな失望と挫折をしました。
メンバーたちはATTRAKTが透明ではない精算、活動が難しい健康状態を明らかにしたにもかかわらず、一方的に強行しようとした姿など、契約上の義務を履行しなかった様々な事情に対して問題を提起したのです。これはいかなる外部介入もなく、4人のメンバーたちが一丸となって主体的な決定を下したことであることを明確にしたいと思います。
メンバーたちは今がどれほど重要な時期なのかよく知っており、周辺の多くの方々が心配してくださる気持ちもよく知っています。最初に練習を始めて、良い影響力を与えられるアーティストになろうと誓いました。私たち 4 人のメンバーたちは、正しくないことに同調したり、口をつぐんだりしませんでした。偽りなく、周辺の外圧なしに、ひたすら自分たちの道を正しく歩んでいこうと、このような決定を下すことになりました。
ATTRAKTにはこれからでも、これ以上FIFTY FIFTYメンバーたちの名誉を損なわないよう要請します。
4人のメンバーたちは、応援してくださるファンのもとに、一日でも早く帰りたい気持ちだけです。今後も私たちは、より主体的で誠実に取り組むアーティストになることをお約束します。
確認されていない内容や主張でこれ以上、被害者が出ないように推測性の記事はご遠慮ください。
ありがとうございます。
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