もはや事態は収拾不可能なのか。
BLACKPINKやNewJeansといったK-POPガールズグループの記録を更新中の新ガールズグループ「FIFTY FIFTY」の所属事務所が、今度は彼女たちのプロデューサーら4人を告訴した。
容疑は業務妨害だ。
所属事務所ATTRAKTは6月27日、大ヒット曲『Cupid』をはじめ、FIFTY FIFTYのプロデュースを担ってきた株式会社The Giversのアン・ソンイル代表ら4人を相手にした告訴状をソウル江南(カンナム)警察署に提出したと伝えた。
ATTRAKTは「私たちと用役(業務)契約を結び、(FIFTY FIFTY)プロジェクトの管理および業務を遂行したThe Giversが、業務を引継ぎする過程で、会社のメールアカウントやプロジェクト関連資料を削除する業務妨害、電子記録など損壊、詐欺および業務上背任行為を行った」と主張した。
さらに「The Givers側は海外の作曲家から『Cupid』を購入する過程で、ATTRAKTに知らせずに著作権を自分たちが譲り受けた」とも指摘した。
先立って2022年11月18日に初のミニアルバム『FIFTY FIFTY』でデビューしたFIFTY FIFTYは、初のシングル『The Beginning: Cupid』のタイトル曲『Cupid』を通じて、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」にチャートインした。
FIFTY FIFTYは、NewJeansが作ったK-POPガールズグループのデビュー最短期間での「HOT100」チャートインの記録を更新(デビュー6カ月→デビュー4カ月)し、さらにBLACKPINKが持っていたK-POPガールズグループの最長チャートイン記録まで更新(8週連続→14週連続で継続中)。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。
まさに次世代を担うK-POPガールズグループとして注目を集めたが、現在は活動が止まってしまった状態だ。
それについて6月23日、ATTRAKTは外部勢力がFIFTY FIFTYに接近したと主張。「所属アーティストに接近し、当社との専属契約を違反するよう誘引する外部勢力が確認されている」とし、「この外部勢力は、当社に対する中傷の非難と自分たちに対する甘い言葉で、所属アーティストたちが誤った判断をして有効な専属契約を無視し、自分たちと契約を締結するよう誘導する不法行為を行っている」と伝えた。
さらに6月26日、ATTRAKTは「最近浮上した外部勢力によるメンバー強奪未遂事件の背後には、某外注用役業者とワーナーミュージック・コリアと関係があるものと見られる」と名指しで批判。ただしワーナーミュージック・コリアは即日、疑惑を否定している。
以降、ファンカフェが一時閉鎖するなどトラブルが絶えず、今度はプロデューサーを告訴する事態にまで発展してしまった。
なおFIFTY FIFTYは、キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループで、全員が韓国出身だ。
前へ
次へ