『愛の不時着』『トッケビ』のtvNがドラマ枠縮小…一体何が起きている?韓ドラ界に氷河期か

2023年04月25日 話題 #韓国ドラマ

『愛の不時着』『キム秘書は一体、なぜ?』などで知られるケーブルテレビ「tvN」がドラマを暫定中断し、Kコンテンツの危機が深刻化している。

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本紙『スポーツソウル』が取材した結果、tvNは水木ドラマの編成を暫定的に中断したという。tvNの関係者は「最近、地上波3社が水木のドラマ枠を中断するなど、視聴者の視聴パターンが変化したと判断され、同枠をより柔軟に編成することに決めた」とし、「今後、ドラマ、バラエティ、教養など多様なジャンルが編成される見通し」と明らかにした。

実際、tvNは4月25日「水木ドラマ『スティーラー:七つの朝鮮通宝』の後続として、キム・テホPDのバラエティ番組『ダンス歌手流浪団』が5月25日に初放送される」と明らかにした。水曜日の10時30分台の編成は未定だ。

このようなtvNの決定は、親会社であるCJ ENMの財務状況が悪化したことによるものだ。

CJ ENMはアメリカの製作スタジオ「フィフス・シーズン」の買収以後、財務状況が悪化し、テレビ広告は前年比30%も減少した。2023年第1四半期の営業利益は、前年比97.8%減の11億ウォン(約1億1000万円)と観測されている。

動画配信サービスが頼みの綱も…

『愛の不時着』ポスター

このような状況を受け、複数のドラマ製作会社は「tvNが最近、親企業CJ ENMの財政状況悪化により、視聴率が低調な水木ドラマ枠を廃止すると各製作会社に通知した」と口を揃えている。

また、ある関係者は「すでにtvN水木枠の製作に入ったドラマもあるが、tvNが同時間帯のドラマ枠を廃止すると明らかにし、製作会社もやはり苦心しているようだ。tvN側はトップスター級に出演者を交替すれば、月火枠への編成を考慮するという代案を伝えた」とも伝えている。

地上波チャンネルが水木ドラマ枠を廃止した上に、『愛の不時着』『キム秘書は一体、なぜ?』『秘密の森』『ヴィンチェンツォ』『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』など、大ヒットドラマを多数放送してきたtvNまでもが同枠のドラマ編成を保留したことで、Kコンテンツの危機が深刻化する傾向だ。

業界によると、昨年に製作を終えたが、編成されなかった韓国ドラマは約80本にも達するという。

ある関係者は「OTT(動画配信サービス)などが代案になりうるが、グローバルOTTの厳しい要件に合わせられない場合、日の目を見ることができないまま、お蔵入りされるものと見られる」とし、「財政状況が良くないKコンテンツ製作会社は、倒産の可能性が高まっている」と伝えた。

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