ガールズグループNewJeansが「第20回韓国大衆音楽賞」で3冠に輝き、大衆性と音楽性の“二兎”を得たことが認められた。
【写真】“平均年齢16.6歳”、NewJeansの神スタイル
「韓国大衆音楽賞」選定委員会は3月5日午後、公式YouTubeチャンネルを通じて計26部門の受賞者を公開して授賞した。
「韓国大衆音楽賞」は、人気やアルバム販売量よりも音楽的な成就に焦点を置く授賞式で、選定基準が非常に厳格だ。評論家、大衆音楽記者、学界など54人の専門家で構成された選定委員会が2021年12月1日から2022年11月30日までに発売されたアルバムと音源を対象に受賞者を選んだ。
その授賞式でNewJeansは、総合分野である「今年の新人」に選ばれる喜びを味わった。
また、ジャンル分野の「最優秀K-POPアルバム」(デビューアルバム『New Jeans』)と「最優秀K-POPソング」(『Attention』)にも選ばれ、合計3つの賞を受賞した。
韓国大衆音楽賞のイ・ジェウン選定委員は、「2022年はNewJeansの年といっても過言ではない。いかなる事前情報もなしにミュージックビデオが公開されたその日から、彼女たちが大衆音楽界に残した足跡は、様々な方面で大きな意味を持つ」と評した。
続けて「隙間がひとつもなく満たされ、時には消費しながら疲労感が残ることもあったコンテンツのなかで、NewJeansの登場でK-POP産業は初めて喚起された」とし、「減らす美学、自然さの追求、軽さ、何よりも聞きやすく見やすい音楽とコンテンツ、そしてビジュアルが、多くの人の目と耳を確実に虜にした」と付け加えた。
評論家のキム・チャッカは「ガールズグループの歴史上、これだけ早くトップに立ったチームが他にあっただろうか。ない」とし、「NewJeansはそれだけすべてが新しかった。定型化しつつあるK-POPアイドルの方法論をほとんど外した。コンセプトと音楽、ダンス、さらには広報の方法まで。アイドル市場の外にいる人材を引き込み、かつてないコンセプトを打ち出した。これによってNewJeansは単なるガールズグループの世代交代を超え、K-POPのパラダイムを変えた」と賛辞を送った。
2022年7月にデビューしたNewJeansは、HYBE傘下レーベルのADORのミン・ヒジン代表理事がローンチした初めてのガールズグループだ。トリプルタイトル曲『Attention』『Hype boy』『Cookie』を前面に出したデビューアルバム『New Jeans』に続き、シングルアルバム『OMG』の収録曲『Ditto』と同名のタイトル曲『OMG』まで、NewJeansは韓国主要音源チャートの最上位圏を長らく席巻し、韓国大衆音楽の歴史を塗り替えている。
またNewJeansの人気は韓国を越えて全世界に広がっている。まだ海外活動がないグループであるにもかかわらず、デビュー6カ月ぶりに米ビルボードメインシングルチャートである「HOT100」に2曲(『Ditto』『OMG』)をチャートインさせるなど、グローバルライジングスターとして位置づけられた。
今回の第20回韓国大衆音楽賞を含め、NewJeansは2022年の主要授賞式で計13つのトロフィーを獲得。事実上、韓国を代表する主要授賞式の新人賞を総なめにした。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。ミン・ヒジン代表理事が率いるHYBE傘下レーベルADOR所属。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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