一部からSMエンターテインメントの買収戦に参加すると見られていた韓国の大手エンターテインメント企業CJ ENMが、改めて否定した。
2月24日、CJ ENMは公示を通じて「音楽コンテンツ産業の強化のためにSMエンタの持分買収および事業シナジーなどを検討したが、買収しないことに最終決定した」と伝えた。
先立ってCJ ENMは、ネット大手カカオと共にSMエンタの株を買収することに関心を持っているとされた。
最近、SMエンタの買収をめぐって、BTSなどを擁するHYBEとカカオがし烈な争いを行っているなかで、CJ ENMも“参戦”するとの見方が出ていた。ただ今回、改めてSM買収を否定したことで、参戦の目は完全になくなった。
去る2月9日、HYBEはSMエンタの創業者であり、筆頭株主であるイ・スマン前総括プロデューサーが保有するSM株18.46%のうち、14.8%を4228億ウォン(約422億8000万円)で買収する契約を結び、2月22日に取引を完了させた。
これでHYBEは業界2位のSMエンタの単独の筆頭株主となった。一方でカカオはSM株の9.05%を確保しており、SMエンタの経営権をめぐって両者の激しい攻防が続いている。
■SMエンタの内部紛争、創設者と現経営陣が法廷争いへ…争点は?
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