前所属事務所との葛藤を見せている歌手兼俳優のイ・スンギが、意味のある寄付活動を続けている。
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韓国科学技術院(KAIST)によると、イ・スンギは2月1日、科学技術発展基金として3億ウォン(約3000万円)を寄付した。
イ・スンギが寄付したお金は新設基金として科学技術発展のために使われる予定だ。
イ・スンギは昨年、前所属事務所であるHOOKエンターテインメントとの葛藤が表面化し、音源料の未払いなどと関連して法的に争っている。
これと関連してイ・スンギは、訴訟進行中にHOOKエンタ側から未払い金支給の名目で50億ウォン(約5億円)を受け取り、これをすべて寄付すると発表した経緯がある。
その後、イ・スンギは昨年12月、ソウル大学の子供病院に20億ウォン(約2億円)を寄付して分かち合い活動を始めた。続いて今年1月13日には自身の誕生日を迎え、「災難の状況で実質的な助けになりたかった」とし、大韓赤十字社に5億5000万ウォン(約5500万円)を寄付して話題を集めた経緯がある。
当時、イ・スンギは「僕の寄付が災難と病魔に苦しむ隣人の小さな助けになることを願う。この寄付金が必要なところに使われるために、途中で苦労する方々が多いという事実がわかった。その方々に尊敬の気持ちを伝える。私の役割は寄付で終わるが、貧しい隣人に対する関心は終わらないことを願う」と話した。
そしてKAISTの発展基金までと、イ・スンギは意味のあるところに着実に寄付を実践してきている。所属事務所の裏切りという痛みはあったが、それを乗り越えて寄付を実践し、意味のあることに変化させている姿だ。
歌に演技、人間性まで兼ね備えたオールラウンダー、イ・スンギらしい歩みだ。
(記事提供=OSEN)
◇イ・スンギ プロフィール
1987年1月13日生まれ。2004年にソロアルバム『The Dream Of A Moth』でソロ歌手としてデビューした。歌手のみならず、バラエティや俳優業でも頭角を現し、マルチタレントとして活躍。オーディション番組『PRODUCE 48』ではメイン司会役を務めた。主な出演作にドラマ『華麗なる遺産』『キング~Two Hearts』『花遊記』『Vagabond/バガボンド』などがある。
■50億ウォン振り込まれたイ・スンギ、全額寄付を公言「お金じゃない。法廷で争う」
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