韓国のバラエティ番組で、連れ子である娘に望まない身体接触を行った夫の姿が放送され“性的虐待”議論が浮上したなか、警察の捜査が入ることがわかった。
【注目】「これは児童性的虐待だ」韓国バラエティ番組に非難殺到
事の発端は、12月19日に韓国MBCで放送されたバラエティ番組『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』(原題)だ。
同日の放送では、娘を連れて再婚した妻と初婚の夫の育児に対する異見と疑惑による執着などで揉める姿が公開された。放送中、夫は娘をとてもかわいいと抱きしめ、カンチョーなどの悪戯で愛情を表現したりした。
しかし娘は「いやだ」「やめて」と強く意思を表に出していた。それでも夫は「反応がおもしろい」という理由で、接触を続けた。
そんなシーンを見た多くの視聴者は、夫の行動は児童への性的虐待だと声を上げた。また、問題を認識できず、そのまま放送した制作陣にも批判が集まった。視聴者たちは放送したMBCの視聴者コミュニケーションセンター「MBCに望む」という掲示板に、『結婚地獄』の打ち切りを要求するコメントを書き込んでいる状況だ。
そんななか、警察の捜査まで入ることがわかった。
複数の韓国メディアが報じたところによると、全羅北道・益山(イクサン)警察署の関係者が「『結婚地獄』の放送内容と関連した児童虐待申告が本日、様々な窓口を通して続いており、該当事件を受け付けた状態」と明かした。
続けて「事件がすぐに全北警察庁・女性青少年犯罪捜査隊に移送される予定」とし、「移送された後、放送内容が児童に対する虐待、性的虐待などを含んでいるかなどを調べることになる」と伝えた。
なお問題のシーンは現在、OTT(動画配信サービス)から削除された状態だ。また放送通信審議委員会には、12月21日10時現在、2900件余りの苦情が入った。
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