「これは児童性的虐待だ」韓国バラエティ番組に非難殺到…HPには“番組終了”を求める声

2022年12月20日 話題

韓国の人気結婚バラエティ『オ・ウニョンリポート-結婚地獄』(原題、以下『結婚地獄』)に、“番組終了”を求めるほどの激しい批判が殺到している。

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12月20日、韓国MBCの視聴者コミュニケーションセンターの公式ホームページ掲示板には、『結婚地獄』の放送終了を望む声で溢れかえっている。

これは、前日19日に放送された最新回に対する反応だ。再婚した夫婦が事情聴取者として出演した同回には、初婚の夫と再婚の妻が育児と結婚生活に対する見解の違いで揉めていた。特に、妻が前夫との間に産んだ娘に対する子育ての価値観でぶつかっていた。

“愛”か、“虐待”か

事情聴取を受ける夫婦は、子供との遊び方から激しく対立。夫は娘がとても可愛いとし、ぎゅっと抱きしめながらカンチョーをするなどのいたずらで愛情を表現した。

しかし子供はそれが嫌がり、放してと言いながら嫌悪感を示している。さらには、いまだに父親を「おじさん」と呼び、家族の絵にも描かないなどの反応を見せた。

これに対し、夫は寂しさを隠せないようだ。

(画像=MBC)娘が描いた絵

妻が夫を児童虐待と通報し、警察の取り調べを受けたこともあるという。子供が遊んでいた拍子に夫の眼鏡を誤って踏んでしまい、怒った夫が子供を罵倒しながら眼鏡を投げたからだ。

このような夫の暴力的な行動を防ぐため、妻は処罰よりも児童虐待の教育を義務付けたかったという。

これに対し、カウンセラーのオ・ウニョン博士も「夫婦間の対話で解決できない子供の問題を、国の力を借りてでも解決したかった妻の切実さを理解できる」と慰めた。

(画像=MBC)

しかし、視聴者の反応は違った。一部のオンラインコミュニティでは、夫婦はもちろん、番組を強く批判している。

夫の行動は児童性的虐待にほかならないと強く非難し、これを単に価値観の違いとして取り上げた番組に対して問題を提起しているのだ。

『結婚地獄』側は一般人の出演者に対する保護のため、公式ホームページに視聴者掲示板を作っておらず、同じ理由でユーチューブなどのクリップ映像にもコメント機能を制限している。これに対し、番組に批判意識を持った視聴者がMBC視聴者コミュニケーションセンター「MBCに望む」の掲示板を通じて、『結婚地獄』の廃止を要求したわけだ。

(画像=MBC)

一方で、少数ながらも反対意見も見られる。

番組の特性上、刺激的な内容に映ることもあるが、親権者かつ保護者の妻が、これを児童性的虐待と指摘していないからだ。実際の放送でも、オ・ウニョン博士が子供の望まない身体的接触に対して、新しい父親である夫にはっきりと注意していた。

同時に、『結婚地獄』は改善する意志を持った出演者の変化を助けることに集中しているだけに、変化の過程に注目しなければならないという意見も存在する。実際、『結婚地獄』側は19日放送回の最後、次回で出演者たちの近況を見せると予告もしている。

今回の件に関してMBCは、韓国メディア『OSEN』に「現在としては『結婚地獄』の19日の放送に関して公式的な立場や対応方針はない状態」と明らかにした。

(記事提供=OSEN)

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