アイドルグループSS501出身の歌手兼俳優キム・ヒョンジュンが、約5年にわたって暴行および無罪に対する訴訟を継続した元恋人との間に産まれた子供に対して、養育費を渡さなかったという暴露が出た。
今年2月に初恋の人と結婚し、8カ月後には息子の誕生の知らせ、徐々に活動復帰への筋道が見えてきたキム・ヒョンジュンにとって致命的なニュースだ。
先立って11月28日に放送された『熱くこんにちは』でキム・ヒョンジュンは、妻とのラブストーリーを明らかにし、幸せな近況を伝えていた。
だが翌29日には、暴露系YouTubeチャンネル「芸能裏大統領イ・ジンホ」では相反する内容が公開されたのだ。
2014年、キム・ヒョンジュンの元恋人Aさんは、キム・ヒョンジュンを暴行容疑で告訴していた。キム・ヒョンジュンはAさんを名誉毀損で告訴し、5年間にわたって法的な争いを繰り広げてきた。
だが、この過程で2人がしばらく和解していた時に妊娠が知らされた。キム・ヒョンジュン側は子供が実子の場合、裁判所で定めた通り、養育費など責任を負うと明らかにしたという。
しかし、29日に公開された内容によると、キム・ヒョンジュンはこの7年間、自身の子供に会っても養育費を支給しなかったものと見られる。
ユーチューバーのイ・ジンホは「キム・ヒョンジュンは28日に番組に出演し、5年前の事件について一方的な被害者のように話していたが、事実と異なる。キム・ヒョンジュンはAさんと、妊娠、暴行などについて最高裁まで行く攻防を繰り広げ、妊娠と中絶暴行については裁判所の判決文でも認められた」と述べた。
続いて「妊娠、流産、暴行、妊娠中絶は認められたが、Aさんが告訴内容のうち2回目の妊娠について自らも知らない状況でインタビューし、キム・ヒョンジュンを名誉毀損したという部分が認められ、1億ウォン(約1000万円)を賠償した事案」としている。
訴訟後にAさんは出産し、検査の結果、子供はキム・ヒョンジュンの実子と確認された。
イ・ジンホは「Aさんが産んだ子供は、現在8歳だ。子供はたったの一度も父親に会ったことがない。昨年末、初めてキム・ヒョンジュンから連絡が来たという」と話したが、子供に会ったキム・ヒョンジュンは養育費調整申請をしたという。
「キム・ヒョンジュンは昨年9月まで養育費を一銭も払わなかった。調停過程で判事がキム・ヒョンジュンに月200万ウォン(約20万円)の養育費を支給するように言ったが、キム・ヒョンジュンは年間所得が7000万ウォン(約700万円)だとし、所得関連資料を提出した」と伝えている。年間所得が7000万ウォン以下であれば、1カ月当たりの養育費が160万ウォン(約16万円)に減るので、そのために連絡をしたものと見られるという。
「キム・ヒョンジュンは未支給の養育費遡及分に対しても、月160万ウォンだけしか与えないとして異議訴訟を提起した」とし、「関係者たちは、キム・ヒョンジュンがテレビ復帰のために連絡をしたようだと話している。養育費を支払わず、悪い父親になってしまう状況を防ごうとしたようだ」と説明している。
続いて「キム・ヒョンジュンは番組に出演した際、第一子について言及しなかった。子供を透明人間扱いして2度も傷つけた。養育費、面接交渉権など最小限の責任も果たさずに、テレビ復帰がそんなに重要だったのか」と批判した。
なお2005年に5人組ボーイズグループSS501でデビューしたキム・ヒョンジュンは、ドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』『イタズラなkiss』『ドリームハイ』などで、俳優として活躍した。しかし元恋人との妊娠・暴行の葛藤が浮かび、大きな波紋を呼んだ。5年に及ぶ法廷争いの末、最終的にキム・ヒョンジュンが勝訴した。
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