『トッケビ』キム・ゴウン主演、現代の『若草物語』と脚本家が語る『シスターズ』制作秘話とは【インタビュー】

2022年08月27日 話題 #韓国ドラマ

チョン・ソギョン作家が新しく手掛けた『シスターズ』(原題:『若草物語』)とは、どのような物語なのだろうか。

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8月25日、Netflixでも配信予定で、9月3日より韓国tvNにて放送されるドラマ『シスターズ』は、貧しいが、友愛を持って育った三姉妹が、韓国で最も裕福な有力家系に対抗するという物語だ。巨大な事件に巻き込まれた三姉妹が、“お金”という人生の宿題を解決していく過程が、刺激的な面白さを与えてくれる。

何よりも、映画『お嬢さん』『別れる決心』や、ドラマ『マザー 無償の愛』などの脚本を執筆したチョン・ソギョン作家と、『ヴィンチェンツォ』『王になった男』などを演出したキム・ヒウォン監督が生み出すシナジーに注目が集まっている。

ここに現実、非現実的な世界を行き来する三姉妹に扮するキム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフをはじめ、ウィ・ハジュン、オム・ジウォン、オム・ギジュン、キム・ミスク、カン・フン、チョン・チェウンなど、有名俳優たちによる熱演にも期待が集まる。

現代の『若草物語』とは

本作は制作が発表されて以降、徐々にベールを脱ぐ度に熱い反響を呼んだ。特に、700億ウォン(約70億円)を巡るダイナミックなストーリーは、同名の古典小説が原作かもしれないという予想を見事に覆した。

(画像=『シスターズ』スチール)上からキム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフ

タイトルを決めるのに悩んだというチョン・ソギョン作家は、「小説『若草物語』は少女たちにとっては魂の本であり、貧困に対する話だ。私は、この姉妹たちを現代の韓国社会に連れてきてみたかった」と伝えた。

続いて「すべての場所と時代で貧しかった少女たちに対する連帯感を込め、また小説に対する尊敬と感謝を込めて、あえて題名を『若草物語』にしたかった。世の中の多くの少女の話に、私たちの話も加えたかった」と、タイトルに込められた意味を明らかにしている。

またチョン・ソギョン作家は、お金に関する話があふれる現代社会で、「そのような社会の魂はどんな姿だろうか」「お金に対する私たちの欲望はどこから来たのか」「お金はあなたの魂にどんな意味があるのか」を聞きたかったとし、作品の企画意図を説明。同時に「若者たち」の話という点も強調した。

ほかにも「10代、20代、30代前半までの青年たちが主人公の話を書きたかった」とし、「すべての登場人物が、自身の目標のために、ありったけの力を尽くして走り、転び、血を流しながら互いに戦う。現在の世の中の話と似ている」として、主人公たちが作り出す“新しさ”が魅力になると指摘した。

キム・ヒウォン監督への厚い信頼も伺えた。「話がどんどん大きくなり、どこまで広がるのか恐ろしく思えた時もあったが、キム・ヒウォン監督と一緒だったので大丈夫だった」と伝えたチョン・ソギョン作家。キム・ヒウォン監督との仕事については、「非常に性能の良いスーパーカーに乗った気分だ。遠く離れて仕事をする時も、一緒に新しいものを作っているという連帯感を感じさせる方だ」と期待感を高めた。

最後に、「このドラマは視聴者の一番身近なところに存在している話だと思う。だから私たち皆のストーリーになるように描きたかった」とし、「大切な夕方の時間を割いてドラマを見てくださる視聴者の皆さんに感謝申し上げる」という愛情たっぷりのメッセージも忘れなかった。

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