2022年北京冬季五輪のショートトラックで、韓国人選手たちが釈然としない判定に巻き込まれるなか、BTS（防弾少年団）のRMが応援を送った。
RMは2月7日、インスタグラムのストーリーにショートトラック男子1000m準決勝に進出した韓国代表ファン・デホンのハイライト映像を掲載。当時、ファン・デホンは中国代表選手2人をインコースで完璧に追い抜き、堂々の1位で決勝進出を決めたかに見えた。
しかし、ファン・デホンはこの試合、ペナルティを受けて失格処分となってしまった。そのため、韓国選手団は試合終了後、審判委員長に強く抗議し、国際スケート競技連盟（ISU）と国際オリンピック委員会（IOC）に抗議書簡を発送したという。
その後、RMは釈然としない状況に置かれたファン・デホンを応援する意味を込め、ハイライト映像に拍手とグッドの絵文字付け足して投稿していたのだが、この一連の余波は大きく、コメント不可能なRMのアカウントに代わり、BTSの公式インスタグラムアカウントに中国からの批判コメントが殺到。
それに対抗するかのようにBTSファンも、「中国のネット民がBTSを攻撃するのは愚かです」「誇り高い韓国人防弾少年団」「BTSはバックに軍隊（ARMY＝BTSのファンネーム）を持っています」「彼は自国の代表を応援しただけです」などのコメントでBTSを応援している。
なお、韓国選手団は2月8日午前、緊急記者会見を開き、「今回の判定の不当さを公式化することで、再び国際スケート界とスポーツ界で韓国選手にとって悔しい思いが再発しないよう最善を尽くす計画」と発表する予定だ。
◇RM プロフィール
1994年9月12日生まれ。本名キム・ナムジュン。グループ内ではリーダーとメインラッパーを担当しており、英語が堪能な頭脳派でもある。BTSメンバーの中で最初にBig Hitエンターテインメントに加入したのがRMで、事務所代表のパン・シヒョクはBTSのデビューの経緯について「RMのような子はデビューさせなければいけないと思った。BTSを作ったきっかけは彼だ」とコメントしている。最年少メンバーのJUNG KOOKも「事務所見学の際にRMのラップに惹かれて事務所に入った」と明かしており、実力とカリスマ性を兼ねそなえた人物といえる。
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