“疑惑判定”でショートトラック混合金の中国、危惧していた韓国代表選手に中傷殺到「中国から応援」

2022年北京冬季五輪の開幕式に、旗手として参加した韓国ショートトラックのクァク・ユンギ(33)に対して、中国ネットユーザーの度を越えた攻撃が続いている。

【写真】韓国代表選手、東京五輪で“握手拒否”の瞬間

クァク・ユンギは2月2日、とあるメディアとのインタビューで、北京五輪を控え、代表選手たちが非常に心配しているという話を持ち出した。

「選手たちは中国に対する意識を多く持っている。中国ホームにおけるよそ者扱いは、昨年10月、第1次国際スケート連盟(ISU)ワールドカップの時に経験した。風が触れただけでも失格になる可能性があるという話までするほど、判定に神経を尖らせている」と述べた。

(写真=クァク・ユンギInstagram)

しかし、その後、クァク・ユンギの個人SNSには、中国のネットユーザーと推定される人々が押し寄せ、中国語と英語、韓国語で中傷するダイレクトメッセージ(DM)を送っている状況だ。

そのため、クァク・ユンギは5日、自身に贈られてきたDMのキャプチャ画像とともに、「中国から応援を受けている」と皮肉を込めて反応。

(画像=クァク・ユンギInstagram)中傷DMに反応

中国のネットユーザーたちが怒りをあらわにするなか、5日に行われたショートトラック2000m混合リレーでは、中国は釈然としない判定の末に金メダルを獲得し、悪い予感が予感だけではなかったことを如実に見せつけた。

韓国とともに有力な優勝候補だった中国代表は準決勝で3位に入り、決勝進出を逃しかけたが、ビデオ判定の末に4位のロシア、2位のアメリカが脱落し、決勝戦へと進出。特に、進路妨害の容疑で脱落したロシアは別として、2位だったアメリカまでペナルティを受けたことに対しては、解説委員も困惑するしかなかった。

なお、韓国代表は中国、イタリア、ポーランドとの準々決勝1組の試合で、第3走者のパク・ジャンヒョクが転倒し、準決勝進出はならなかった。

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