第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』(以下『パラサイト』)に出演した俳優チェ・ウシクが、「ただならぬ負担を感じた」と打ち明けた。
チェ・ウシクは1月4日に行われたオンラインインタビューで、「『パラサイト』以降の負担があまりにも大きくて、未来のことを考えたら眠れなかった」と明かした。
2019年に公開されたポン・ジュノ監督の『パラサイト』は、第92回の米アカデミー賞で「作品賞」「脚本賞」「国際長編映画賞」「監督賞」の4冠を記録し、世界中に大きな衝撃を与えた。
『パラサイト』に出演したチェ・ウシクは、次に出演する映画『警官の血』(原題)について「ミンジェを演じて楽しかった。イ監督もすごく良い方だった。初日から撮影が終わるまで抜かりがなかった。撮影中や忙しいとき、大変なときはできるだけ楽な服装でいらっしゃる監督もいるが、イ監督は違った。いつでも髪の毛も服装も整っていた」と撮影を振り返った。
また「『パラサイト』のあと、海外からオファーが来るかと思って期待していたが、全然来なかった」と自虐を交え、笑いを誘った。
「僕は英語もできるし、海外の作品にも出てみたい。でも、Netflixオリジナルドラマ『イカゲーム』で韓流コンテンツの底力を世界に見せつけた。韓国国内で良い作品を撮って海外に出したほうが良いと思った」と自身の考えを語った。
韓国で1月5日に公開される映画『警官の血』でチェ・ウシクは、これまでにない新たな姿を披露する予定だ。
■『パラサイト』俳優チェ・ウシクが「イメチェンしたい」と明かしたワケ【インタビュー前編】
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