俳優チェ・ウシクとイ・ジヌクが同時期にドラマと映画に出演し、“道場破り”に出た。
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プラットフォームの多様化、制作形態の発展などにより、スターたちが同時期に複数の作品に出演するケースが増えている。特にドラマと映画を区別なしに行き来し、二兎を得る“マルチプレイヤー型スター”の活躍も目立つ。
映画『新感染ファイナル・エクスプレス』『パラサイト半地下の家族』で世界的な関心を集めたチェ・ウシクは、すでに2つの映画によって観客動員数1000万人を達成した“1000万俳優”となった。これまで多数の俳優たちがコラボする作品で欠かせない役割を果たして来たチェ・ウシクの次のステップは、大きな関心を受けた。
そんななかチェ・ウシクは、以前とまったく異なる色の服を選んだ。2022年1月5日に公開される『警官の血』(原題)でアクションに挑戦し、Netflixで配信中のドラマ『その年、私たちは』(SBS)では青春ロマンスを消化している。
『その年、私たちは』では、映画『The Witch/魔女』で対立関係だった女優キム・ダミと再共演し、ロマンスを構築している。別れた元恋人との再会という設定、現実的な感傷、清涼な映像美で若い世代の好評を得ている。
また公開を控えた映画『警官の血』では警察に変身し、チョ・ジヌン、パク・ヒスンらジャンルもので活躍した先輩たちと呼吸を合わせる予定だ。チェ・ウシクとアクションは容易に結びつくイメージはないが、チェ・ウシクは『警官の血』でまた違った魅力を見せるという抱負だ。特に『警官の血』は『パラサイト』以来となる映画出演だけに、業界の関心も高い。
とある業界関係者は、「チェ・ウシクは自分が上手にできることだけを固守するのではなく、意外性のある俳優だ。大小の変身を通じて、確実に発展している」と述べた。
イ・ジヌクも演技変身で、観客と視聴者の心をすべて掴む計画だ。ドラマと映画の出演は、ともに久しぶりだ。
イ・ジヌクは『ボイス』シーズン3以来、2年ぶりにテレビドラマに復帰した。その間、Netflix『Sweet Home-俺と世界の絶望-』でジャンルものの魅力を感じた彼は、ドラマ『不可殺-永遠を生きる者-』(tvN、Netflix配信)で、600年を生きてきた不滅の存在を演じている。
彼が演じるタン・ファルは600年前まで人間だったが、“不可殺”になった存在だ。死ぬことができず、苦痛な歳月を過ごしている。一見、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』が連想されるが、『トッケビ』がメロに重点を置いた点とは異なり、『不可殺』は「不可殺の人生を生きる男」に焦点を合わせて凄絶さを盛り込んだ。
これまで現代劇やラブコメに特化していたイ・ジヌクだが、『Sweet Home』をはじめ、さらに多彩なキャラクターを消化している。イ・ジヌクは『不可殺』で確実な変身を図るという戦略だ。
一方で新年に劇場公開される映画『ハッピーニューイヤー』(原題)を通じては、これまで映画『ビューティー・インサイド』、ドラマ『ロマンスが必要2』などで見せてきた“甘い男”の姿も表現する予定だ。
また別の放送関係者は、「イ・ジヌクは瞳の力が俳優としての大きな強みだ。愛情、悲しみ、喜びをすべて表現できる圧倒的な俳優だから、消化できるキャラクターの幅も優れている」と話した。
ドラマの成績面では、一桁の視聴率でやや残念さも残すが、2人の俳優の変身は好評を得ている。チェ・ウシクとイ・ジヌクがスクリーンでも高い評価を受けるのか、注目される。
■俳優チェ・ウシク、お次は“ラブコメ”!Netflix『その年、私たちは』で見せた魅力
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