2020年に引き続き、2021年もSBSドラマがチャンネル平均視聴率1位を占めた。
視聴率調査機関「ニールセンコリア」の分析によると、2021年、韓国の主要チャンネルで放送されたドラマの世帯平均視聴率は、SBSが11.6%の圧倒的な数値で1位となった。以降、tvNが6.1%で2位、MBCが5.8%で3位、KBS2が5.2%で4位、JTBCが3.5%で5位と続いている。
2020年の1位もSBS(10.6%)だったが、今年はさらに上回っていることが確認できる。2年連続でドラマチャンネル1位の地位を固めた結果となった。
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SBSドラマの人気が目立った2021年、SBSは『ペントハウス』『模範タクシー』『One The Woman』(いずれも原題)など、話題作を前面に広報してきた。特に、『ペントハウス』は1秒後の展開が読めないため強い没入感と、中毒性のあるストーリー、俳優らの熱演で話題を集めた。シーズン1から3まで全シーズンの平均世帯視聴率で1位から3位までを独占し、爆発的人気を証明している。
また、『模範タクシー』と『One The Woman』で、イ・ジェフンとイ・ハニが悪人を懲らしめる爽やかなアクションシーンは、コロナ禍に疲れた視聴者たちの心を晴らしてくれた。
反面、『ラケット少年団』は田舎の温かい風景と純粋な子供たちの成長ストーリーを描き出し、癒しを与えてくれた。
そして『ホン・チョンギ』は、切ないロマンスと神秘的で危険なファンタジー。芸術的な演出で視聴者を魅了し続けた。神霊な力を持ったホン・チョンギ(演者キム・ユジョン)と、空の星を読むことができる赤い目を持った盲目のハラム(演者アン・ヒョソプ)のコンビネーションは大きな話題を集めた。
また、ソン・ヘギョとチャン・ギヨンの現実感満載のロマンスドラマ『今、別れの途中です』は、韓国国内を越えて世界中で愛されている。世界的トップスター、ソン・ヘギョのパワーが立証されたドラマだ。
Netflixでも配信中のチェ・ウシクとキム・ダミのロマンスドラマ『その年、私たちは』は、若者たちからの共感によって視聴率が徐々に上がっており、話題を呼んでいる。
来年もSBSはドラマチャンネル1位の地位を守るため、さまざまな期待作を準備している。1月14日に初放送予定の『悪の心を読む者たち』(原題)は、キム・ナムギル、チン・ソンギュ、キム・ソジンなど、有名俳優の共演で、放送前から話題になっている。
ほかにも、人気が著しいアン・ヒョソプが主演の『お見合い相手はうちのボス』(原題)は、正体をごまかしてCEOとお見合いするという女性社員のスリルあふれるオフィスロマンスを描いた作品だ。ツンデレの魅力を発揮するアン・ヒョソプとキム・セジョンの共演に期待が寄せられている。
『アゲイン・マイ・ライフ』(原題)で、久しぶりにSBSに戻ってくるイ・ジュンギの活躍にも注目が集まっている。人生2周目の熱血検事を描いた『アゲイン・マイ・ライフ』は、『模範タクシー』の旋風をそのまま引き継ぐ予定。
2022年もどんな韓国ドラマに出会えるのか楽しみだ。
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