「嘘だったら私が告訴されるはず」と話していた学校暴力の暴露者。彼女が指摘した女芸人シン・ギル側が事実無根を主張し、告訴のカードを切ろうとしている。それでも暴露者が再び反論し、ドロ沼の戦いが繰り広げられている。
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仁川(インチョン)の中学校を出た主婦だと自らについて明らかにした暴露者Aさんは去る12月9日、オンラインコミュニティを通じて「幼い頃の学校暴力の加害者がテレビに出ている。しかも人気芸能人で、広報記事まで多い」という暴露文を残した。
小学校の時はかなり親しく過ごした人物だが、中学校の時には不良の群れを引き連れて精神的、肉体的に暴力を加えたという主張だ。
Aさんは「頬を殴って唾を吐き、自分の後輩たちを使って私に悪口を言った」とし、「運動部まで加勢させて本当に辛くて大変な日々を経験した。自分も太っていながら身体的な言いがかりをつけて嫌がらせし、本当に言葉にならないほど苦しい日々を体験した。この文章を書きながらも、その時の記憶が思い浮かんでとても辛い」と吐露した。
その投稿でAさんをいじめたという人物の名前は言及されなかったが、「仁川出身」「最近人気の太った女芸人」、また最近出演したバラエティ番組などから、該当人物はシン・ギルではないかと推測された。Aさんは「シン・○○ですか?」というコメントに、「はい、そうです」と答え、「私も匿名で上げたくなかったので、IDを公開して投稿した。嘘であれば私は告訴されるだろう」と明らかにした。
突然の“狙い撃ち”を受けたシン・ギル側は、すぐに対応に乗り出した。シン・ギルは12月11日、所属事務所を通じて暴露文を事実無根だとし、「一方的に被害を主張する当事者の立場だけ各種ポータルに記事化され、まるで私が裁判もなく魔女狩りに遭った心情だ。本当に悔しい」と積極的にアピールした。
所属事務所側も「是々非々および事実関係の確認を徹底的に進めるために、シン・ギル本人が学校暴力被害を主張する方に会いたいと、何度も連絡を試み、明確な事実関係を把握するために努力中」とし、「被害を主張する当事者が会うこと自体を望まず、連絡さえもはばかっている状況」と説明した。
ところが、暴露者が再び怒りを表した。
Aさんは11月12日、「所属事務所が私にメモを通じて連絡を取り、そのメモに所属事務所の連絡先と加害者個人の連絡先を一緒に残した。私がそのメモを見て所属事務所に連絡したとき、所属事務所はその出来事をある程度覚えているとはっきり言った」と主張した。
続いて彼女は、「加害者は自分が犯したことをある程度覚えている。自分がある程度は覚えているが、身体的な暴力を行使した点、学校暴力を主導した点、私の準備物を破った点、後輩を通じて悪口を言った点、唾を吐いた点はまったくしていないと主張した。所属事務所と通話したとき、お互いの記憶が違うので、その当時の証人を探して調べてみるように申し上げた」と付け加えた。
所属事務所側の立場と違い、隠れていないというのがAさんの主張だ。彼女は「所属事務所は、加害者の記憶にないという理由で、すべての事項が事実無根であり、私は虚偽事実を流布して加害者の名誉を毀損したため、文章を下さない場合は法的な措置を取ると通知してきた」とし、「メディアの記事とは異なり、私は所属事務所の連絡を避けなかった。ただ加害者と会うことを望んでいないと強調して申し上げた」と明かした。
暴露者Aさんは、依然として学校暴力を受けたことは事実で、シン・ギルのテレビ出演を望んでいないと強調した。「学校暴力を認めて私を認知したという通話はすべて録音されている」とし、「25年前に起きた暴力について所属事務所の次元で調査し、すべてが整理され、事実と明らかになった場合、謝罪して反省し、メディアに顔を出さないでくれ」と主張した。
これに関して、シン・ギル側は反応を示していない。
なおシン・ギルは先立って、『パク・ミョンスのラジオショー』(原題)の生放送に出演し、公営放送で露出してはならないブランド名をそのまま語ったかと思えば、「電子タバコを吸う」などの発言で非難を受けた。
(記事提供=OSEN)
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