『ナビレラ』で“孫娘ウノ”を演じたホン・スンヒ「私も力を得て癒しを得た作品」【インタビュー】

2021年05月12日 話題

Netflixで配信中の『ナビレラ-それでも蝶は舞う-』に出演した女優ホン・スンヒが、劇中で演じたシム・ウノと一緒に飛躍した。

ホン・スンヒは最近、最終回を迎えた『ナビレラ』で、70歳でバレエに挑戦したシム・ドクチュルの孫娘シム・ウノを演じ、自分なりの幸せを探す20代の若者の姿をリアルに描き出した。

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劇中のシム・ウノは自分の夢を見つけて成長するのだが、2018年にドラマ『恋のステップ~キミと見つめた青い海~』でデビューし、着実に実績を積み重ねてきたホン・スンヒと似ているところがある。彼女の今後の活動が注目される理由だ。

「若者を代弁する役割だと思った」

ホン・スンヒ

ホン・スンヒは、「『ナビレラ』は作品自体も温かく、現場で撮影しながらも温かさを感じた。その温度が視聴者にも伝わることを期待したし、そう感じてもらえて感謝している」とし、「観てくれた人がヒーリングを受けたと話していたが、私も力を得て、癒しを得た作品だ。今後、俳優活動をするために進む力を与えてくれた作品」と愛情を表わした。

『ナビレラ』の大きな軸は、70歳でバレエを始めたシム・ドクチュル」(演者パク・インファン)と、大きな舞台を夢見る若いバレリーノのイ・チェロク(演者ソン・ガン)の成長だ。ただホン・スンヒもまた別のひとつの軸として、現実的な若者の姿を描いた。ドラマでウノは、原作マンガよりもさらに立体的なキャラクターとなっていた。

彼女は「原作と異なる部分が多く、ドラマ『ナビレラ』のウノは新たに作り出す必要があると思った。ウノが劇中、20代の若者を代弁する役割だと思った。ウノを見て共感し、力を与えることができればと考えたし、監督と話しながら作っていった」と説明した。

両親や周囲の人が望む通りに生きようとするが失敗を経験し、自分だけの幸せを探すことになるウノの姿は、今のホン・スンヒに近い部分もある。「誰でも共感できる部分だと思った。やりたいことを探して、それを達成するために一生懸命になるのだが、今の自分とも似ている。幸せを感じながら探していくことに共感があった」と話す。

高校時代、将来を悩んでいたホン・スンヒに母が提案して始めた演技は、今、自分の仕事になった。

「現場で幸せを感じる」

ホン・スンヒ

「ウノのように単純に、おもしろくてずっとやっている。現場にいるとき、自分が本当の撮影現場にいると感じることがある。多くのスタッフとカメラ、監督と話をして、それを実感する瞬間が幸せだ。とてもしたかったことだし、願っていた現場での瞬間なので、それが一番幸せ」

もちろん、ホン・スンヒも“成長痛”を経験しながら今の場所まで来た。彼女は「腹立ちまぎれに“辞める”というセリフのように、何をしても駄目な時期があった。オーディションを受けるたびに落ち、個人的に大変だった」とし、「(成長痛は)毎回来るようだ。いつもグラフが右肩上がりになるわけがなく、落ちたり、再び上昇したりするのが当たり前だと思う。一度体験して終わりではなく、今も苦しんでいる最中ではないか。今は日当たりの良い場所に引っ越したい」と恥ずかしそうに笑った。

『恋のステップ~キミと見つめた青い海~』当時は、現場とカメラが初めてで、とてもぎこちなかったが、今は黙々と自分の道を歩いて成長しているホン・スンヒは『ナビレラ』に続き、Netflixの『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理社です』で再び視聴者と会う準備を終えた。

彼女は「今の自分に満足することができないが、客観的にはうまくいっているのではないかと思う。自分一人ではできないので、すべてに感謝している。今後も作品を通じて挨拶するので、見守っていただければ」とし、「自分の良心が痛む前に学園モノもやってみたい。ウノとは違って、テンションが高く、明るいスタイルの役をしてみたい。以前は自分の性格の正反対を演じてみたかったが、今は自分が持っている長所をキャラクターに溶け込ますことができればと思う」と期待した。

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