ガールズグループWonder Girls出身のユビンが、家族の健康問題について支援を訴えた。
ユビンは9月1日、自身の公式SNSに長文を投稿。「私にとって、とても大切で愛する家族に不幸な出来事が起こり、このように文章を残すことになった」と切り出した。
ユビンの実姉は2020年に乳がんと診断されて以来、治療を続けてきたが、残念ながら昨年には脳に転移し、日々つらい時間を過ごしているという。「幸いにも効果的な治療薬をやっと見つけたが、現実的な事情から十分な治療を受けることが難しい状況だ」と苦しい胸の内を明かした。
続けて「姉を少しでも守りたい切実な思いから、皆さんに助けをお願いする。この問題は私たち家族だけのことではなく、今後、乳がん患者の方々がより良い治療を受けられるかどうかにも直結する重要な課題だと考えている」と訴え、「小さな支援でも加えていただければ、多くの患者の希望につながる」と強調した。
今回ユビンが呼びかけた国民請願は「乳がん脳転移治療薬Tukysa(トゥカチニブ)の健康保険適用および迅速処理に関する要請」だ。
請願文には「HER2陽性脳転移乳がん患者に優れた効果が立証された必須治療薬Tukysaは、すでに食薬処(韓国食品医薬品安全処)の承認を受けているにもかかわらず、個人輸入に頼らざるを得ず、また負担不可能なほど高額の自由診療薬価のため、多くの患者がこの薬を使うことすらできず、使っている患者も治療を断念せざるを得ない状況にある。国家が承認した命の薬を、患者とその家族が経済的理由で涙をのんで放棄せざるを得ない悲劇が起きないよう、Tukysaの健康保険適用を切に請願する」と記されている。
同薬は2カ月で約3000万ウォン(約300万円)、年間で2億ウォン(約2000万円)を超える費用がかかるとされ、患者の経済的負担が極めて大きい薬として知られている。
ユビンの訴えは公開直後から大きな反響を呼び、ネット上には「頑張ってください」「最後まで一緒に戦います」といった応援や慰めのメッセージが相次ぎ、彼女の家族の闘病を支える声が広がっている。
(記事提供=OSEN)
◇ユビン プロフィール
1988年10月4日生まれ。本名キム・ユビン。2007年にWonder Girlsのメンバーとしてデビュー、ラッパーを務めた。Wonder Girlsは少女時代とともに第2世代グループとしてK-POP界を牽引し、『Tell me』『So Hot』『Nobody』など国民的なヒット曲で日本でも大きな人気を博した。2017年1月のグループ解散後もJYPエンターテインメントに残り、ソロ歌手として活動。その後、2020年にJYPエンタから離れ、個人事務所rrrエンターテインメントを設立した。2023年5月に9歳年下のテニス選手クォン・スンウとの熱愛を認めるも、5カ月後の10月に破局した。
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