存在自体が消されたLE SSERAFIMの元メンバー、復帰へ?約3年ぶりの近況に冷ややかな反応が混ざるワケ

人気ガールズグループLE SSERAFIMを脱退したキム・ガラムが、約3年ぶりにSNSで近況を伝え、関心を集めている。

【写真】キム・ガラム、約3年ぶりの近況公開

キム・ガラムは5月18日、自身のインスタグラムに自撮り写真を投稿。LE SSERAFIM活動当時よりもすっきりとした印象で、その美貌は健在だ。まだ投稿件数は1件だが、フォロワーはすでに58万人を超えており、その注目度の高さが数字にも表れている。

ファンからは「応援している」「会いたかった」といった温かいメッセージが寄せられた。一方で、冷ややかな反応も少なくない。

その背景にあるのは、彼女の過去にまつわる疑惑がいまだ完全には払拭されていない点だ。

決着がついていない“過去の疑惑”

そもそもキム・ガラムが宮脇咲良に続き、LE SSERAFIMの2人目のメンバーとして初めて公開されたのは、2022年4月5日だ。

キム・ガラム
(写真提供=OSEN)LE SSERAFIM時代のキム・ガラム

しかしその直後、彼女の学生時代に関する不適切な言動やいじめ疑惑がSNSやオンラインコミュニティ上で急速に広がった。

同級生を名乗る人物たちは、「他人に暴言を浴びせ、嫌がらせをしていた」「タバコや飲酒をしていた」などと主張。さらには、キム・ガラムが知人に送ったとされる暴言まじりのメッセージのスクリーンショットまで出回り、波紋を広げた。

これに対し、所属事務所HYBE(SOURCE MUSIC)は4月6日、「疑惑は中学入学初期の交友関係で発生した事案を歪曲し、悪意的に編集されたもの」と否定する公式声明を発表した。そしてキム・ガラムは予定通り、5月2日にLE SSERAFIMのメンバーとしてデビューした。

しかし、デビューから2週間も経っていない5月15日、オンラインコミュニティを通じて「学校暴力対策自治委員会の結果通知書」とされる文書が公開された。

その文書には「加害学生:1年3組キム・ガラム」「学校暴力予防と対策に関する法律に基づく処分内容」などが記載されていた。もし本物であれば、キム・ガラムが実際に学校暴力の加害者として処分を受けたことになる。

文書を公開したAさんは、5月19日に法律代理人を通じて立場を表明。「(Aさんは)キム・ガラムとその友人たちから学校暴力を受けて他の学校に転校したが、本人の失敗で強制転校となったという間違ったデマが2次加害となり、極端な選択を試みるに至った」と主張した。

Aさんによれば、いじめは2018年4月末から5月初めにかけて約1~2週間続き、キム・ガラムは6月4日の自治委員会で特別教育6時間、保護者にも特別教育5時間の処分が下されたという。一方、Aさんには心理相談などの保護措置が取られた。

デビュー直後のLE SSERAFIM
(写真提供=OSEN)デビュー直後のLE SSERAFIM

Aさんの主張が公に出た翌日の5月20日、所属事務所はキム・ガラムの活動休止を発表。最終的には7月20日、LE SSERAFIMからの脱退と契約解除が公式発表された。

キム・ガラム自身はその後、知人のSNSを通じて「暴力やいじめ、強制転校、飲酒・喫煙などを行った事実はない。私は普通の学生だった」と無念を訴えた。

結局のところ、キム・ガラムは疑惑に対して謝罪しておらず、またAさんの主張が事実かどうかも決着がつかないまま、疑惑は曖昧なままで残されたわけだ。

以降、キム・ガラムに関する報道はほとんど途絶えた。LE SSERAFIMのデビュードキュメンタリーが公開されたりしたが、彼女の姿はどこにもなく、存在自体がないものとされた。それでも2024年2月には、ソウル公演芸術高等学校の卒業写真が拡散され、美貌が改めて注目を集めたりした。

現在は建国(コングク)大学のメディア演技学科に在学中とされており、今回のインスタグラム開設は約3年ぶりのファンとの再接点として注目されている。

キム・ガラム
(写真=キム・ガラムInstagram)

ただし、今回のSNS復帰が芸能活動再開を意味するかは不透明であり、過去の疑惑が未解決のままである以上、今後の行動には慎重な視線が向けられている。

彼女が本格的なカムバックを目指すのであれば、クリアすべき課題は依然として多いといえるだろう。

(文=スポーツソウル日本版編集部)

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