世界的ポップスター、ジャスティン・ビーバーが多額の借金を抱えているとの報道が相次ぎ、ついには“破産説”まで浮上している。
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5月14日(現地時間)、米芸能メディア『TMZ』『ハリウッド・リポーター』『フォーブス』などによると、ビーバーはかつての長年のマネージャーであるスクーター・ブラウンに対し、約880万ドル(約13億円)の債務を抱えているという。
事の発端は2022年、ビーバーが健康上の理由でワールドツアー「Justice」を途中で中止したことだった。当時、すでにツアーに関する前払い金として約4000万ドル(約58億円)を受け取っていたビーバーに対し、契約上の違約金は2400万ドル(約35億円)に上るとされていた。
その際、事態の収拾に乗り出したのが、BTSなど人気K-POPアーティストを多数擁する、スクーター・ブラウンが当時所属していた韓国のエンターテインメント企業・HYBEだ。HYBEは2021年に米芸能マネジメント会社「Ithaca Holdings」を買収すると同時に、スクーター・ブラウンとジャスティン・ビーバーのマネジメント権を引き継いでいた。
HYBEはこのツアー中止による違約金などの調整を行ったが、ビーバーは分割返済のうち、わずか1回しか支払っていないとされている。
一方、ビーバー側はこの報道に反発しており、彼のビジネスマネージャーであるルー・テイラーは「スクーター・ブラウンが2600万ドル(約38億円)もの不当な手数料を得ていた」と主張。これに対しHYBEは社内監査を実施し、「むしろビーバーの方がブラウンに100万ドル(約1億5000万円)以上の借金が残っている」と反論した。
その後、HYBEは外部の大手監査法人PwC(プライスウォーターハウスクーパース)に調査を依頼。6カ月に及ぶ監査の結果、「ビーバーは約880万ドルの債務を負っている」との結論が出された。これに対し、ビーバー側は特に反論を示していないものの、「監査結果を公表する予定もない」としている。
こうした報道の中で、ビーバーが経済的困難を抱えているという見方も広がり、破産説まで浮上する事態となった。『ハリウッド・リポーター』は、「彼は長年のスタッフとも決別し、イベント会社AEGに対しても多額の借金を抱えている。一部は一度も返済されていない」と報じた。
また、かつての関係者たちも、「今の彼には“NO”と言ってくれる人がいない」「完全に孤立してしまっている」と懸念の声を上げている。
これに対し、ビーバー側は公式声明を通じて「匿名の情報源による歪曲された話であり、彼との関係が終わって落胆している者たちによるクリック狙いのフェイクニュースだ」と強く反論。「ジャスティンは今も自分の道を歩んでいる。外部の憶測に進路を左右されることはない」と、破産説や借金問題を全面否定した。
(記事提供=OSEN)
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