(G)を外してi-dleへ。7年目の大胆リブランディング──“アイドル”として新たな一歩へ

2025年05月07日 K-POP #(G)I-DLE #写真

チーム名から「(G)」を外して、これからは“i-dle”だ。K-POPガールズグループ(G)I-DLEがデビュー7周年を迎え、大胆な変化に踏み出した。

【写真】i-dle・ミヨン、“ほぼ紐”のドレス姿

グループはこれまでのチーム名から“(G)”と“여자(ヨジャ/女性)”の要素を削除し、新たに「i-dle(アイドル)」として再始動することを発表。単なる名称変更ではなく、グループの存在意義を再定義する大規模なリブランディングとして、業界内外の注目を集めている。

この変化は、5月19日にリリースされる8枚目のミニアルバム『We are』に集約されており、新生i-dleとしての第一歩となる。

「G」との別れ、そして“再誕”の物語

i-dleはこれまでも『LATATA』を皮切りに、『Oh my god』『DUMDi DUMDi』『火花』『TOMBOY』『Nxde』『Queencard』といった話題曲を通じて、独自の世界観と挑戦的な姿勢でファンを魅了してきた。

その中心にいたのは、リーダーでありプロデューサーでもあるソヨン。彼女の牽引力によって、i-dleは既存の“ガールズグループ”像を次々と塗り替えてきた。

だが今回は、それをも凌ぐ“脱構築”のステップだ。象徴的存在だった“G”をグループ名から取り除き、これまで共に歩んできた“(G)”に別れを告げる映像『for G』では、追悼のような演出が施され、雨に濡れながら踊るシーンでは“i-dle”として新たに生まれ変わる歓喜の瞬間が描かれた。

(写真=CUBEエンターテインメント)(G)I-DLE改めi-dle

さらにソウル・聖水洞(ソンスドン)で開催された展示『(G) EXHIBITION』では、ファン自身にも“G”との別れを体験してもらう演出を用意。トレーラー『i-dentity』では、各メンバーがそれぞれの方法で“G”を取り除く象徴的なビジュアルを披露した。

ミヨンはATMに詰まったカードを取り出そうと、爪に付けた“G”のネイルチップを外し、ミンニはヒールの“G”付きパーツが取れても気にせず前進。ソヨンは車の事故後すぐにエンブレムの“G”を削り、ウギはゴルフクラブの“G”マークに動じずスイング。シュファは“G”が刻まれたドアノブを足で蹴破って進み、最後は全員が“G”の描かれたガラスを叩き割って前へと踏み出す。

これら一連の演出は、過去の自分たちを規定していたフレームを自ら壊し、次のフェーズへと進むという強烈なメッセージとともに、K-POPでも類を見ない高密度なリブランディング戦略として評価されている。

『We are』という名の宣言

新アルバム『We are』というタイトルもまた、i-dleの意思を象徴している。デビュー作『I am』がそれぞれの“私”を語っていたのに対し、『We are』は7年の歳月を経た今、ひとつのチームとしての“私たち”を語る作品だ。

今回のリリースは、2023年12月に全メンバーが所属事務所CUBEエンターテインメントと再契約を交わして以来、初の新譜。再契約とリブランディングを経たi-dleが、どのような音楽と表現で新たなアイデンティティを示すのか、世界中のファンの期待が高まっている。

“(G)I-DLE”から“i-dle”へ。これは終わりではなく、まったく新しい始まりだ。

【写真】ミヨン、“ほぼ紐”のドレス姿

【写真】ミンニ、“大胆衣装”で証明した完璧スタイル

【写真】「爆イケギャル!」ウギの超ミニスカ

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集