韓国初のレズビアン恋愛番組に出演者トラブル…過去の“過激配信”と男性交際疑惑が波紋→謝罪へ

2025年04月30日 話題

韓国初、女性同士の恋愛リアリティ番組『君の恋愛』(原題)の参加者が物議を醸し、番組側が謝罪した。

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『君の恋愛』に参加しているBJ(ブロードキャスティングジョッキー:顔出しで動画配信する人)出身のリウォンの過去の活動や発言が問題になり、制作側が謝罪文を発表した。

番組制作陣は4月29日、公式インスタグラムを通じて「出演者のキャスティングは、公開募集を通じて応募者を募る方式を基本とし、それ以外には性的指向が一致するキャスティングディレクターを通じて出演意思を提案する方式で進めた。出演者の構成過程において、違法または不適切なアプローチは一切なかったことを明らかにする」と明かした。

『君の恋愛』
(画像=Wavve)左から4番目がリウォン

先立ってネット上では「リウォンが過去に“ボッパン(脱ぐ+放送、過度に性的な雰囲気を演出したりする配信)BJ”として活動していた」という疑惑が浮上。露出度の高い配信をしていただけでなく、視聴者との不適切な関係を持っていたという主張、さらには「男性が好きなのではないか」といった疑惑までが広がり、議論を呼んだ。

この問題が浮上すると、結局リウォンは自身のインスタグラムを通じて、「2016年から約2年間、2021年11月から2022年3月までの約4カ月、2024年2月から9月までの約7カ月、合計約3年間にわたって個人的なコンテンツ配信を行っていた。また、配信中に食事のデートを6回したが、いずれもスキンシップのない健全なものだった」と説明。

さらに性自認についても「私は女性を愛する女性だ。中学生の時に自分の性的指向に気づいた。初めての交際も女性で、2年半付き合った。ただ、その後は自分を否定したい気持ちから、男性とも女性とも付き合ったことがある」と語った。

特に、2024年6月までは女性と交際していたが、その後「最後の否定的な気持ちで」8月に男性と交際したリウォン。しかしその男性から、別れ話のたびに性的指向を暴露すると脅迫され、暴行・監禁・ハッキング・殺害予告などの被害を受けたと告白した。現在は弁護士を通じて法的対応を準備中だという。

これに関して、制作陣は「出演者の選定過程で、3回にわたって真摯に向き合って話し合い、慎重な検討を重ねた。しかしながら、すべてを確認・把握するには限界があったことを認めざるを得ない」とし、「一部のコミュニティやSNSで出演者に対する過度な誹謗中傷が拡散されていることも非常に残念に思う。これ以上無分別な攻撃や憎悪表現が続かないことを切に願う」と呼びかけている。

なお『君の恋愛』は、男性同士の恋愛リアリティとして話題を呼んだ『他人の恋愛』を手掛けた制作陣による新たな挑戦で、韓国初となるレズビアンを主役とした恋愛リアリティ番組で、4月25日からwavveで1・2話が公開されたばかりだった。

リウォン
『君の恋愛』キャプチャ リウォン

『君の恋愛』制作陣の公式立場全文は、以下の通り。

こんにちは。Thisplay Companyです。

まず、『君の恋愛』を応援し、見守ってくださっているすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

このたび、番組出演者に関する一連の問題によりご心配をおかけした点について、制作陣として重く受け止めております。

つきましては、番組制作および出演者キャスティングの過程についてご説明いたします。

『君の恋愛』の出演者募集は、公開募集告知を通じた応募方式を基本とし、加えて性的指向が一致するキャスティングディレクターから出演の意思を提案する形式で行われました。

出演者構成の過程で、違法または不適切な接触は一切なかったことを、はっきりと申し上げます。

また、キャスティングの過程では、3回にわたって深い話し合いを行い、それぞれの出演者に対して慎重に検討を重ねました。

しかしながら、すべての事項を完全に確認・把握するには限界があったことを認めざるを得ません。

その結果、視聴者の皆さまに思いがけないご心配をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。

あわせて、一部のオンラインコミュニティやSNS等で、

出演者に対する過度な誹謗中傷が拡散している状況を、制作陣としても非常に残念に思っております。

彼女たちについて無分別な攻撃やヘイト表現が続かないよう、心よりお願い申し上げます。

『君の恋愛』をご覧いただいているすべての方に、改めて感謝申し上げ、Thisplay Companyはより慎重かつ責任ある姿勢で番組制作に取り組んでまいります。ありがとうございます。

リウォンの公式立場全文は、以下の通り。

こんにちは。『君の恋愛』出演者のキム・リウォンです。

まず、共演者の皆さま、制作陣の方々、私を応援してくださった周りの方々、そして番組を見守ってくださった視聴者の皆さまに、ご心配とご不快な思いをおかけしたことを心より深くお詫び申し上げます。

これ以上ご迷惑をおかけする前に、自分の口から事実を伝え、謝罪したいと思います。

私は2016年から約2年、2021年11月から2022年3月まで約4カ月、そして2024年2月から9月まで約7カ月、合計約3年間にわたり個人的なコンテンツ配信を行っていたことがあります。

また、その放送活動の中で計6回の食事のデートをしましたが、いずれもスキンシップのない健全な食事の席でした。これを証明するため、該当日は必ず配信を行い、記録を残していました。

しかし、私自身の事情にかかわらず、このような過去があるにもかかわらず、自分の欲を優先し、制作陣に事前に報告せず番組に出演したことで、多くの方々に失望と傷を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます。

また、私の性的指向についてもお伝えしたいと思います。私は女性を愛する女性です。

中学生の頃、自らの性的指向に気づき、初めての交際も女性の方で2年6カ月、真剣なお付き合いをしました。

しかしその後、自分を否定したいという気持ちから、女性とも男性とも付き合ったことがあります。

2024年6月までは女性と長く交際、その後、最後の否定的な感情で8月に男性と付き合ったこともありました。

その方は当初、私の配信映像を整理するなど助けながら支えてくれていましたが、私が別れを望むたびに、知人や家族に私の性的指向を暴露すると脅したり、暴力、監禁、ハッキング、殺害予告などを受けたりしました。

別れるのが困難な状況の中で、他人の口からアウティングされるくらいなら、自分の意思でカミングアウトしたいという切実な思いで番組に応募しました。その後、ミーティングが行われた後、再び2週間ほど付き合いましたが、今年以降は一切関係を持っておりません。

出演前に弁護士に依頼し、現在は法的対応を準備しております。

過去に不適切な配信を行っていたことも、撮影前に男性と関係を持っていたことも、弁解の余地なくすべて事実です。現在はまったく別の職業についており、過去の配信の痕跡はすべて整理されたと判断し、自分の中で「レズビアンであることを受け入れたい」という身勝手な思いで番組出演を決めてしまいました。

その結果、番組に迷惑をかけ、大切な共演者や制作陣の方々を傷つけてしまいました。本当に申し訳ありません。

共演者の方々や制作陣は私の過去をまったく知らず、むしろ被害を受けた立場です。

そして、国内初のレズビアン恋愛番組という大きな意義を、私のせいで損なってしまったことが本当に申し訳なく、悔やまれてなりません。 私一人のことで、性的マイノリティに対する誤解や偏見が生まれてしまうことも、本当に心が痛く、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

今回のすべての問題は、私個人の身勝手さと不適切な過去によるものであり、性的マイノリティの方々、番組関係者の皆さま、そして視聴者の皆さまは、すべて被害者です。すべての責任は私にあります。

改めて、私によって傷ついたすべての皆さまに、心より深くお詫び申し上げます。 本当に申し訳ありませんでした。

(記事提供=OSEN)

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