ガールズグループFin.K.L出身の女優ソン・ユリが活動再開の動きを見せたが、思わぬ批判に直面している。
最近、韓国の通販チャンネル「GSホームショッピング」は公式SNSで新番組のティザー映像を公開した。「この後ろ姿、誰か分かる?」というキャッチコピーとともに映し出された人物には、「韓国のレジェンド的“憧れの存在”」「元祖妖精」といった紹介文が添えられており、ハッシュタグには『千年の愛』『ヒーリングキャンプ』など、ソン・ユリを想起させるキーワードが並んだ。
映像に映る人物の後ろ姿と各種ヒントから、ネット上では「これはソン・ユリだ」と断定する声が広まり、実際に撮影現場を目撃したというレンタルスペース運営者がSNSで「自宅に芸能人が来るなんて驚きだったし、撮影の雰囲気もとても良かった」と綴るなど、復帰の可能性が高まっていた。
しかし、復帰報道によって賛否両論が発生。ソン・ユリの復帰を歓迎する声がある一方、元プロゴルファーの夫アン・ソンヒョン氏が巨額の金品授受の疑いで懲役4年6カ月の実刑を受け、現在服役中であることから、厳しい視線も向けられている。特に、夫の収監からわずか4カ月で活動を再開する点が議論の的となった。
ソン・ユリは2017年、当時プロゴルファーだったアン・ソンヒョン氏と結婚し、2022年には双子の娘を出産。だが、アン・ソンヒョン氏は2021年9月から11月にかけて、暗号資産取引所「Bithumb(ビッサム)」の実質オーナーとされるカン・ジョンヒョン氏からコイン上場に関連する便宜供与の見返りとして、現金30億ウォン(約3億円)や約4億ウォン(約4000万円)相当の高級腕時計2本、高級レストランのメンバーシップカードなどを受け取った疑いが持たれた。
これにより、アン・ソンヒョン氏は2023年12月に懲役4年6カ月の実刑判決を受け、ソン・ユリも一時的に芸能活動を休止。そんな中での復帰予告だったのだが、夫の服役からまだ4カ月しか経っていないタイミングであったため、ネット上では批判の声が殺到したというわけだ。
その影響で、GSホームショッピングはティザー映像に関する投稿を削除する事態に発展した。
なおソン・ユリは昨年初め、自身のSNSを通じて「私たち家族が経験している悔しくも困難な出来事について、いつか真実が明らかになることを祈っている」と心境を綴っていた。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ユリ プロフィール
1981年3月3日生まれ。ドイツ・テュービンゲン出身。1998年にアイドルグループFin.K.L(ピンクル)のメンバーとして芸能界デビューし、“歌謡界の妖精”と称され、大人気を博す。2002年のドラマ『バッドガールズ』で女優デビュー。その後もドラマ『ある素敵な日』(2006)、映画『チャ刑事』(2012)などで女優として活動する一方、低所得者層や困難な生活を送る青少年などに向けたボランティア活動を精力的に行っている。
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