少女時代・テヨンら出演のNetflixバラエティ『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』、ヒットの理由は?

2024年11月25日 話題 #少女時代 #Netflix

Netflixオリジナルバラエティ『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』では、多数のゾンビが徘徊するようになってしまった安全保護区域に少女時代・テヨンらが集まった。

【写真】テヨン、胸元のタトゥー

『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』は『ゾンビバース』シリーズの第2作で、韓国がゾンビの国になってしまったシーズン1と繋がる番組だ。どのように前シーズンの物語の続きを撮るのかという疑問を違和感なく解消した。新たな出演者を紹介しながら、自然に世界観を広げたのだ。

『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』
(写真=Netflix)

今作では、コメディアンのチョ・セホとタレントのデフコンをはじめとする済州(チェジュ)道チームと、シーズン1の生存者であるユーチューバーのDEXと女優イ・シヨン、Billlie・ツキ、歌手ディンディン、BTOBのユク・ソンジェ、歌手クォン・ウンビの襄陽(ヤンヤン)チームの二手に分かれて物語が始まり、やがて1カ所に集まった。

また、タレントのノ・ホンチョルはゾンビと一般人を合わせた“ゾン般人”として登場し、物語の核心となった。

実は続編に対する期待は高くなかった。多くのシーズン制のドラマが失敗に終わったためだ。ドラマとバラエティは分野が異なるが、中身を吟味せずにスケールだけが大きくなり、登場人物が増えることはよくある失敗の要因となった。

実際、ドラマ『D.P.―脱走兵追跡官―』『Sweet Home―俺と世界の絶望―』『京城クリーチャー』などが期待以下とされた。最近公開された韓国のお笑いバトル番組『コメディ・ロワイヤル』の続編『コメディ・リベンジ』も話題になることができなかった。

『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』
(写真=Netflix)

去る2023年にゾンビと生存、恐怖、フェイクドキュメンタリーなどをまんべんなく混ぜながら新しい形のバラエティ番組として誕生した『ゾンビバース』はほかの番組とは異なり。より面白くてしっかりした物語、より拡大したスケールで視聴者を虜にした。

シーズン1では新しい場所に移動するとクエストが出てくるということを認識するまでかなり長い時間がかかったが、シーズン2では早い段階から問題解決に集中した。序盤ではゾンビ数体にすら苦しんだが、時間が経つほどゾンビを退治する腕が上がった。おかげで展開がかなり速くなり、緊張感も維持された。

『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』
(写真=Netflix)少女時代・テヨン

『ゾンビバース』シリーズのポイントは、出演者がどれほど実際の状況のように感じられるかにある。現実に存在しそうな建物とセット、適切なタイミングで登場するゾンビのおかげで、出演者は震えたり驚いたりした。時々思わず悪態をつく人も出てきて、むしろ番組のリアリズムにつながった。

また、怖がりのテヨンをはじめ、毎回驚く出演者たちのおかげで、制作陣が作り上げた世界に視聴者も簡単にハマった。

『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』
(写真=Netflix)左から少女時代・テヨン、イ・シヨン、Billlie・ツキ

さらに、シーズン1では見られなかったアドリブも『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』の強みだ。特に、第4話を過ぎてからはチョ・セホとデフコンのシナジーが発揮された。バラエティに慣れている2人の素晴らしい感覚による適材適所のコントが笑いを誘った。

そして、イ・シヨンがノ・ホンチョルに悪口を言う姿や、ビンタをする場面も笑いがこらえられないくらい面白い。一種の演技をしなければならない出演者さえも突然素で爆笑していた。彼らの素の姿で番組の魅力も増えた。

後半は“ゾン般人”のノ・ホンチョルがリードした。自由になりたいという理由で人質を取ったのだ。多少強引な設定であるにも関わらず、ノ・ホンチョルの演技が恐怖を煽った。緊張感を一気に高めたおかげで、ハイライト部分で行われた奇怪なミッションに挑戦する過程がさらにドラマチックになった。

こうして、今まで韓国では見られなかった、実験的な『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』はシーズン1に劣らない出来となった。

なお、『ゾンビバース:ニュー・ブラッド』はNetflixで配信中だ。

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