“NewJeansの母”ことミン・ヒジン氏が韓国の大手芸能事務所HYBEとの株主間契約を解除し、傘下レーベルADORの社内取締役を辞任したことについて、ADOR側が遺憾を表明した。
【画像】「退社!」ADOR離れたミン・ヒジン氏の“意味深投稿”
ADORは11月20日、「ミン・ヒジン取締役の一方的な辞任の通知に対して残念に思う」とし、「当社はNewJeansがより大きく成長し、発展できるよう、最善を尽くして支援する」と伝えた。
ミン・ヒジン氏は同日、立場文を通じて「私は今日、HYBEと締結した株主間契約を解除し、ADORの社内取締役も辞任する」と発表した。
また、「HYBEには株主間契約の違反事項に対する法的責任を問おうと思う。さらに、HYBEとその関係者の数多くの違法に対しては、必要な法的措置を一つひとつ進行する予定だ」と、HYBEに対する法的措置を予告した。
ミン・ヒジン氏は辞任の理由について、「4月にHYBEの違法な監査で始まり、7カ月以上続いてきた地獄のようなHYBEとの紛争の渦中でも、私は現在まで株主間契約を守り、ADORを4月以前と同じ元の位置に戻すため、出来得るすべての努力を尽くしてきた。しかし、HYBEは現在も過ちを認めておらず、変わる気配もまったくないため、これ以上の努力は時間の浪費だと判断し、(社内取締役辞任を)決断することになった」と明らかにしている。
辞任発表後、ミン・ヒジン氏は自身のインスタグラムのプロフィールからADORのリンクを削除し、ADORの公式アカウント、NewJeansの公式アカウントのフォローも解除した。
そして、ストーリー機能で「I want to be free(私は自由になりたい)」「I've just got to be me(私は私でなければならない)」という内容の歌詞が伝えられたアメリカの女性歌手デニース・ウィリアムスの楽曲『Free』をシェアしたほか、とあるウサギのキャラクターが韓国語で「退社」と書かれたカードを手に持ち、目を輝かせている画像も公開していた。
一方、以前からミン・ヒジン氏のADOR代表取締役職復帰を要請しているNewJeansは11月13日、メンバー5人の本名(キム・ミンジ、ハニ・ファム、マーシュ・ダニエル、カン・ヘリン、イ・ヘイン)で、所属事務所ADORに「是正要求を受け入れなければ専属契約を解除する」という内容証明を送った。
メンバーは「この手紙を受け取った日から14日以内に、専属契約の重大な違反事項をすべて是正せよ」とし、「最近の国政監査で確認されたHYBEの内部モニタリング文書に『“ニューアル(NewJeans、ILLIT、LE SSERAFIM”のワーディングで数日間苦しめられたが、“ニュー(NewJeans)”を捨てて新しく組み込めば良い』という字句があった。このような内容に対し、NewJeansのマネジメント会社として必要なすべての措置をしろ」などとADOR側に要求している。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。ミン・ヒジン代表が率いるHYBE傘下レーベルADOR所属。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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