元東方神起、JYJのキム・ジュンスが韓国の女性配信者から恐喝を受けていたことが発覚したなか、とある地上波の報道番組が取材を行うことを公式発表した。
これに先立ち、韓国メディア『文化日報』が報じたところによると、京畿(キョンギ)北部警察庁が13日、女性配信者A氏に対し特定経済犯罪加重処罰法上の恐喝疑惑で拘束令状を申請したことを報じた。
報道によると、A氏は2020年9月から今年10月まで101回にわたりキム・ジュンスを脅迫し、8億4000万ウォン(日本円=約9350万円)相当を奪った疑惑がもたれている。
A氏は2019年にキム・ジュンスと初めて知り合った後、彼との対話内容や音声を録音し、当該の録音ファイルをSNSに流出させると脅迫し、見返りとしてキム・ジュンスから金品を受け取ったという。
この事件が報じられると、キム・ジュンスは直ちにファンコミュニケーションプラットフォームを通じて「僕は、それでも堂々としている」と明らかにした。
一部のネットユーザーは、当該の録音ファイルに不適切な内容が含まれているのではないかと疑惑を提起する一方、A氏が“性の商品化”で何度も物議を醸している韓国の配信プラットフォーム「AfreecaTV(現:SOOP)」の配信者であることから、同氏との出会いそのものに対する失望感を表わしていた。
今回の件と関連して、所属事務所のパームツリーアイランドは2度の立場文を発表した。
事務所は「キム・ジュンスは長い間、A氏からの継続的な脅迫と精神的な苦痛に苦しんできた。これ以上の被害を防ぐため、先制的に法的対応を決心し告訴に踏み切った」とし、「キム・ジュンスの先制的な告訴の後、追加調査の過程でA氏の悪質な行為が具体的に明らかとなった。キム・ジュンスは今回の事件の明確な被害者であり、一切の非がないことを改めて明言する」と強調した。
キム・ジュンスをめぐる騒動が突如勃発したことで、来る11月22日から上演予定のキム・ジュンス主演ミュージカル『アラジン』にも関心が集中した。 キム・ジュンスが主要キャラクターのアラジンを務めるだけに、上演にも影響が及ぶのではないかとファンの懸念を寄せているのだ。
そんななか、韓国地上波SBSの報道番組『気になる話Y』(原題)は最近、公式SNSを通じて「最近、有名芸能人及び多数の男性に録音ファイルを流出すると脅迫し、金品を要求した疑惑を受けている配信者に対して取材中です。同配信者を知っている方、あるいは当該の配信者から被害を受けた方々の情報提供をお待ちしております」と伝えている。
メディアでも今回の騒動に対する本格的な取材が始まったなか、はたしてキム・ジュンスが無事に舞台に上がることができるのか、今後の動向に注目が集まっている。
◇ジュンス プロフィール
1986年12月15日生まれ。2003年から2010年までを東方神起のメンバーとして過ごし、以降はJYJ、そしてミュージカル俳優として活動。優れた歌唱力と完成度の高いパフォーマンスは圧巻で、ミュージカル界で確固たる地位を固めている。2019年には韓流文化の拡散や人気に貢献した者に与えられる「韓流文化大賞」を受賞し、その存在感をより大きなものにした。
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