未成年への性的暴行容疑で実刑を言い渡された歌手コ・ヨンウクのYouTubeチャンネルが突如削除された。
8月23日、コ・ヨンウクのチャンネルにアクセスすると「このページは利用できません」と表示される。5日に開設を発表してから、わずか18日後の出来事だ。
先立ってコ・ヨンウクは5日、Xに「恥ずかしい人生を送った」と綴り、YouTubeチャンネル「Go!ヨンウク GoDog Days」の開設を報告。そして同日、愛犬と自身の写真を収めた「Fresh」というタイトルの動画を投稿していた。
この映像で「誰もいない時、犬たちが私のそばにいてくれた」「社会的孤児と言っても差し支えない主人と遊んでくれる、深いマルチーズ」などの表現で自己憐憫し、「社会的孤児」という表現で袋叩きに遭うと当該表現を修正した。
しかし、未成年への性的暴行で実刑を受けたことがある人物だけに、批判は免れなかった。彼は2010年7月から2012年12月にかけて、自身の住居や乗用車などで、未成年者3人に4回にわたって性的暴行などをした疑惑で拘束起訴されたことがある。
その後、2013年に懲役2年6カ月の実刑、5年間の身元情報公開・告知、3年間の位置追跡電子装置(電子足輪)装着などを命じられた。電子足輪をはめた韓国芸能人は彼が初だ。
出所から5年後の2020年11月にはインスタグラムアカウントを開設して復帰を試みたが、性犯罪者は使用できないという条項により2日で閉鎖されてしまった。
そのため、20日には彼のユーチューブ活動を阻んでほしいという国民請願が登場。請願人は「既存の大衆メディアであれば当然、資格未達で自主浄化されても仕方ない水準の犯罪者が、既存の大衆メディア以上の役割をするユーチューブの世界では何の制限もなく活動し、誰もが接近可能なのが今の状況」と批判した。
また、「国会は今や、全国民の日常に最も大きな影響を及ぼしていると言っても過言ではないユーチューブ、そしてこれに従事するユーチューバーの基礎資格条件を確立し、特に性犯罪、ひき逃げ、無免許運転、暴行など、誰が行っても大衆メディア従事者として不適合者が運営するチャンネルに対する制裁を加えることを強力に請願する」と強調した。
請願が登場して3日も経たないうちに排除されることとなったコ・ヨンウク。23日午前にはSNSに、「夜の間に私のYouTubeチャンネルが閉鎖されたようですね。前科者という理由だけで、有害なコンテンツを掲載したわけでもないのに、ユーチューブ側にない規定を一つの個人にだけ適用させることができるのか…法の処罰を全部受けたが…誰かはできて誰かはだめで、果たしてこれが公平性に合うのか…」と悔しさを吐露した。
それとともに、「足りない私のチャンネルを購読してくださった方々と、訪問して関心を持ってくださった方々に感謝します!またメールで応援してくださった方々に申し訳ないし、残念な気持ちを伝えます…短い時間でしたが、溢れる愛を送ってくださった皆さんに感謝し、その気持ちを忘れません お元気で!」と付け加えた。
インスタグラムに続いてYouTubeチャンネルの使用も禁止されてしまったコ・ヨンウク。覆水盆に返らずだ。
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