W杯アジア予選やオリンピック予選の開催も不透明に…新型コロナで3月の予定が混乱

国際Aマッチを開催できるかどうかも不透明になった。

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韓国政府は去る2月23日、新型コロナウイルス感染症の危機警報を「深刻」段階に引き上げた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は新型コロナ汎政府対策会議の冒頭発言で、「国民一般に害になる可能性がある集団行事や行為を屋内だけでなく、屋外でも自制していただくことをお願いしたい」と強調した。

これにより韓国プロサッカー連盟は2月24日に緊急理事会を開き、Kリーグの開幕戦を暫定的に延期することにした。バレーボールとバスケットボール、アイスホッケーのアジアリーグなども無観客試合で行うことを決めた。韓国サッカー協会も審判運営説明会やKリーグ3・Kリーグ4発足式、FAカップなどのスケジュールを全面延期した。

韓国サッカー協会の最大の悩みは、3月の予定だ。

史上初のオリンピック出場を目指す女子サッカー

まず、女子サッカー韓国代表の試合が影響を受ける見込みとなった。来る3月6日、2020東京五輪の予選プレーオフ第1戦が韓国の龍仁(ヨンイン)で行われる予定だった。

女子サッカー韓国代表は、すでに坡州(パジュ)国家代表トレーニングセンター(NFC)に招集され、トレーニングを行っている。本来であれば、オンラインによるチケット販売が始まってもいい時期だが、協会側はまだ開催するかどうかさえ決められていない。

(写真提供=韓国サッカー協会)女子サッカー韓国代表

龍仁市は感染者が急増したことによって、正式に開催拒否の意思を明らかにした。しかし協会は、史上初のオリンピック出場に挑戦する女子サッカー代表に力を与えるために、龍仁市側に防疫対策を提示し、無観客試合を行うという意思を伝えた。

第3国開催は現在、協会が念頭に置くオプションではない。

協会関係者は「選手たちはスケジュールに合わせて練習してきた。今になって計画を大幅に変更すると、選手たちの競技力に悪影響を与える可能性がある。当初の計画通り進めるのが優先順位」と明らかにした。

男子サッカーのW杯アジア予選は開催できる?

男子サッカー韓国代表も、問題に直面した。

サッカー韓国代表は来る3月26日、韓国でトルクメニスタンと2022年カタールW杯アジア2次予選のグループH第5戦を行う。地方都市で開催される予定のこの試合も、開催できるかどうか不透明な状況に陥った。

普通、Aマッチのチケット販売は試合の3週間前から実施される。3月初めには、オンラインチケット販売が開始されなければならないが、まだ準備さえできていない状況だ。協会は、火急の女子サッカーから対処するという立場だ。

協会関係者は「相対的にワールドカップ予選までは1カ月の余裕が残っている。これからまたどんな雰囲気で流れていくのかわからないので、ひとまず見守らなければならない」とし、「女子サッカーのオリンピック予選の問題を解決してこそ、男子サッカーにも取り掛かれる見込みだ」と述べた。

(写真提供=韓国サッカー協会)ブラジルと親善試合を行った男子サッカー韓国代表

女子代表や男子代表に比べれば緊急性はないかもしれないが、オリンピックを本格的に準備するU-23韓国代表チームのスケジュールにも、支障が生じると思われる。

もともと協会は、日本サッカー協会とともに南アフリカを招待し、親善試合を行う計画だった。しかし南アフリカが新型コロナの影響で訪韓を拒否。協会は現在、日本サッカー協会と南アフリカを第3国に招待し、2試合ずつ行う案を議論している。

しかし東アジアの周辺国で新型コロナの影響がない国は見つかりづらく、またその国から入国と試合開催の許可を得なければならないため、解決すべき課題が山積しているといわざるを得ない状況だ。

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