大谷翔平(29、ロサンゼルス・ドジャース)の元同僚が韓国プロ野球KBOリーグに参戦した。
ハンファ・イーグルスは5月29日、パナマ出身の右腕投手ハイメ・バリア(27)と総額55万ドル(日本円=約8650万円)で契約したことを発表した。内訳は契約金7万ドル(約1101万円)、年俸48万ドル(約7550万円)だ。
バリアは1996年7月18日生まれの27歳。2013年にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(現ロサンゼルス・エンゼルス)と契約し、マイナー生活を経て2018年、大谷とともにメジャーデビューを果たした。
エンゼルスには昨季まで在籍し、その後はクリーブランド・ガーディアンズとマイナー契約を結んでいた。MLB通算成績は134試合(462.2回)で22勝32敗、防御率4.38、351三振を記録した。
バリアはストレートの球速が150km台で、2番目の球種であるスライダーも140km台の球速を誇る“球威型”投手だ。3番目の球種としてはチェンジアップを駆使する。柔軟な投球バランスでイニング消化能力も持ち合わせている。
ハンファとしては、27日に放出したフェリックス・ペーニャ(34)の代替選手として、先発陣の新たな主軸の役割を担うことを期待している。
バリアはハンファ入団に際し、「KBOリーグに関心があったので、選手としてぜひプレーしてみたかった。チャンスを与えてくれたハンファに感謝する。チームの勝利のために、自分が持っている能力をすべて見せたい」と意気込みを伝えた。
なお、バリアは30日に入国し、メディカルテストを経て31日夕方よりチームに合流する予定だ。
直近の登板試合は5月20日(日本時間)に行われたAAAの試合だった。クリーブランド傘下AAAのコロンブス・クリッパーズ所属だったバリアは同日、3回を投げていた。
韓国入国後は正常な先発登板のため、投球数とイニング数を増やす過程が必要になる見通しだ。
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