韓国で行われている“クリロナ裁判”の結果はいかに…「虚偽広告にだまされた」

2020年02月03日 サッカー #C.ロナウド

数多くの韓国サッカーファンの怒りを誘発した“ロナウド欠場事態”の裁判結果が出る。

今回の民事訴訟の結果に基づいて、今後も追加の訴訟が続く可能性も高い。

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来る2月4日、仁川(インチョン)地方裁判所では、サッカーファン2人が提起したクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)が欠場したことに関する損害賠償請求訴訟の公判が開かれる。

2019年7月26日にソウル・ワールドカップ競技場で開かれたユベントスとチームKリーグの親善試合で、ロナウドは当初の予告とは違ってベンチに座るだけで試合に出場せず、現場を訪れた多くのサッカーファンから抗議を受けた。

その欠場事態に対してサッカーファンA氏など2人は、主催したTHE FESTA社を相手に親善試合の入場券の払い戻しや慰謝料など、計214万ウォン(約21万円)の賠償を求めて訴訟を起こした。

当時、試合を控えてTHE FESTA側が結んだ親善試合の契約条件には「ロナウドが45分以上プレーする」という内容が含まれており、THE FESTA社はロナウドを観戦できると強調してチケット販売を推進した。

7月26日に行われたユベントス対チームKリーグの親善試合をベンチで見守るクリスティアーノ・ロナウド(中央)

訴訟を起こした2人は、「ロナウドの出場がはっきりしていなければ観戦チケットを購入しなかったのに、THE FESTA社の虚偽広告にだまされた」と、精神的苦痛による慰謝料も請求した。

彼らの法律代理人であるキム・ミンギ弁護士は、「これまでの判例では似たような場合、慰謝料を認められていなかったが、今回の事件は被告が原告のロナウドに対する“ファンの心”を利用した特性があるため、認められなければならない」と主張した。

なお裁判所が今回のサッカーファンの主張を受け入れた場合、今後も同じような訴訟が続く可能性が高くなる。当時のユベントス戦は、6万5000席が完売したからだ。

チケット収入だけでも60億ウォン(約6億円)に上ったとされている。

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