東京五輪4強の女子バレー韓国代表35歳、後輩いじめ疑惑でチーム放出…争点は“反社会的行為”の有無

韓国プロバレーVリーグ女子部のペッパー貯蓄銀行AIペッパーズでは現在、チーム内の先輩後輩によるいじめ問題が“ドロ沼”の様相を呈している。

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後輩をいじめた疑惑を受けたのは、2021年東京五輪で女子バレー韓国代表のベスト4入りも経験したベテランリベロのオ・ジヨン(35)。

彼女は先週、韓国バレーボール連盟(KOVO)の賞罰委員会に回付され、1・2次賞罰委員会の末に「1年の資格停止」という重懲戒を下された。

「オ・ジヨンのチームメイトに対するいじめや暴言など、人権侵害行為を犯していたという“事実”を確認した」という賞罰委員会は、「このような行為は重大な反社会的行為であり、今後プロスポーツで清算されなければならない悪習だ。二度と類似の行為が再発しないよう制裁することにした」と説明した。

直接的な暴力はなかったものの、継続的な暴言などが問題となる深刻な事案と見たのだ。賞罰委員会の処分だ下された同日、ペッパー貯蓄銀行はオ・ジヨンとの契約解除を発表した。

争点は“反社会的行為”の有無

“加害者”とされたオ・ジヨンは悔しさを訴えている。

暴言ではなく“注意を与えた”レベルの行為は認めながらも、被害を主張する後輩選手B氏がいじめの事例として提出した一部証言については強く否定している。

この悔しさを明らかにする手順を踏むと予告したオ・ジヨンは、KOVOの賞罰委員会に再審を要請し、別途の法的争いも予告した。メディアの取材にも積極的に応じている様子だ。

オ・ジヨン
(写真提供=KOVO)オ・ジヨン

いじめの事例について、両選手の立場は激しく対立している。

オ・ジヨンは「B氏は親しかった後輩でプレゼントも買ってあげたのに、こんなことになるとは思わなかった」と“裏切られた”コメントを発するなど、B氏が言及した事例をメディアを通じて反論中だ。

一方、B氏は自身のSNSを通じてオ・ジヨンのインタビューについて大量に“再反論”しており、新たな悔しさを訴えている。

実際のところ、誰がどのような事例に対して真実を主張しているかは、当事者でない以上、第三者はわからない。当事者までもが同じ状況を違うように記憶するケースも容易にあり得る。

各自の立場があるため、同じ事象を見ても違うように解釈することができる。

そもそも、人間関係というのはとても複雑なものだ。昨日まで仲良くしていた人物が、一夜にして背中を向けることがあるというのも人間関係だ。複雑に絡み合ったこの関係で、今回のような事例、当時の状況をすべて見守り、本音を聞き出すことができるのは“神”でもない限り不可能だ。第三者が判断することは不可能に近い。

何より、立場の違いがあまりに大きすぎるため、この部分に対して価値判断を下すことは難しい。

今回の事件の核心は、事例の是々非々を問い詰めることではなく、問題行為そのものの“有無”を問うことだ。問題になるような行為があったのかどうかが争点にならなければならない。

さまざまな状況を別にして、賞罰委員会が規定する“反社会的行為”が実際にあったのであれば、処分は下されなければならない。

オ・ジヨンの立場では“1年の資格停止”が過剰だと判断するだろう。ただ、かといって彼女の行為が完全に消えるわけではない。結局のところ、してはならない行動をしたのであれば、それだけで問題になるのだ。原因や背景を先に考えなければならない部分ではない。

双方をめぐる話題が尽きないなか、真実を問う攻防が続いている。この過程で、意図しない2次加害の可能性も懸念されている。後輩選手B氏は現在、周囲の人物が心配するほどの心理的苦痛を訴えているという。

理由や状況を問わず、誤った行動をしたという事実関係が今回の事件の核心だ。鋭く対立している立場の違いが争点になってはならない。

再審を要求しているオ・ジヨンも、事実関係を基に問題行為がなかったことを証明できる資料を提示してこそ、“いじめ疑惑”の不名誉を払拭することができる。

なお、オ・ジヨンを放出したペッパー貯蓄銀行は現在、Vリーグ女子部で32試合を消化して3勝29敗の勝ち点11。全7チームで圧倒的な最下位で、10勝22敗で勝ち点33の韓国道路公社ハイパスとは22ポイント差も離れている。

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