自由に春季キャンプのトレーニングに取り組む大谷翔平（29、ロサンゼルス・ドジャース）に韓国メディアも注目している。
『OSEN』は2月21日、「“9344億ウォンの貴重なお体”ドジャース最高のスター大谷、練習は完全自由“外でしても良いし、中でもしても良い”」と題して大谷に言及した。
同日、『MLB.com』は「数年間、ドジャースは選手たち、特にスターたちが自分のスケジュール通りに練習できるように許可した。カーショウはコンディションが良いときも自分が一番良いと信じる方法通りにしたし、ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンも同じだ。タイラー・グラスノーは少し少ないが、自分の体とレパートリーに合った方法でシーズンを準備している。大谷と山本も似ている」とし、ドジャース所属日本人選手のシーズン準備過程に注目した。
大谷のメジャー通算成績は、打者として716試合で打率0.274、171本塁打、437打点、OPS（出塁率+長打率）0.922、投手として82試合で38勝19敗、防御率3.01だ。
昨季は打者として135試合で打率0.304、44本塁打、95打点、OPS 1.066、投手として23試合で10勝5敗、防御率3.14を記録し、2021年以来2度目の満場一致ア・リーグMVPを受賞した。2度の満場一致MVPは大谷がメジャー史上初めてだ。
シーズン終了後、FAとなった大谷はドジャースと10年7億ドル（日本円＝約1051億5247万円）の契約を結び、球界を驚かせた。韓国ウォン換算にして実に約9344億ウォンという数字だ。
マイク・トラウト（32、ロサンゼルス・エンゼルス）の12年4億2650万ドル（約632億391万円）の延長契約はもちろん、サッカーアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ（36、インテル・マイアミ）がバルセロナ時代に結んだ6億7400万ドル（約1010億3630万円）契約をも上回るプロスポーツ史上最大の契約となった。
昨年9月に右肘の手術を受けた大谷は、今季は投手として出場しない見通しだ。
その代わり、指名打者としての未出場して打撃に集中する計画だ。肘の手術から順調に回復している大谷は、春季キャンプの打撃練習で多くの打球をフェンス外に飛ばし、デーブ・ロバーツ監督はじめ同僚たちも感嘆させている。
ただ、大谷はほかの打者と違ってライブBPは早期から進めていない。来る23日に行われるサンディエゴ・パドレスとのオープン戦開幕戦も出場しないという。
ロバーツ監督は「（大谷は）23日のカクタス・リーグ（オープン戦）に出場しない。もうすぐ試合に出るとは思うが、今週末は出ることはないだろう」と伝えた。
しかし、大谷は考えを変えてJ.P.ファイアライゼン（31）を相手にライブBPを行い、本塁打を放った。
『MLB.com』は「大谷は先週末、数回にわたってライブBPを行ったが、J.P.ファイアライゼンを相手に本塁打を放ち、練習を消化した。大谷はついにチーム全体練習に参加することになり、球団に良いシグナルを送った」と説明した。
ロバーツ監督は「私は大谷には毎日計画があると思っている。予想ほど多くの対話を交わしたわけではない。私の考えでは、毎日試合をしているとある時点から大谷も試合に出ることになるだろう。そして、毎日がより良くなるだけだ」と伝えた。
大谷がオープン戦にいつから出場するかは決まっていないが、『MLB.com』は「大谷は今後数日間、補助球場でどのような練習をしたいか決めるだろう。ドジャースはただただ、大谷が3月に韓国ソウルで行われるシーズン開幕戦に元気に出場することを願うだけだ。現在まではとても良い」と、大谷の開幕戦出場をポジティブに見通した。
ロバーツ監督は「我々としては、彼が外に出てライブBPをしたければその機会を与えるだけだ。とても素晴らしい。もし彼が外に出ず、室内練習場で打撃をすることを望むなら、それも良い。今の彼の状態を表すならば、すべてが幻想的だ」とし、大谷が好調なコンディションで開幕を迎えられるよう、物心両面でサポートすることを明かした。
（記事提供＝OSEN）
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