ヴァンフォーレ甲府との“国立日韓戦”に臨む蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が意気込みを伝えた。
蔚山は2月21日、国立競技場で甲府とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦第2戦を戦う。
試合に先立ち、前日の20日に行われた記者会見には、蔚山からホン・ミョンボ監督とGKチョ・ヒョヌ(32)が出席した。
去る15日、ホームの蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場での第1戦は3-0と完勝した蔚山だが、ホン・ミョンボ監督は「第2戦は前回よりも難しい試合になるはずだ。アウェイゲームだ」と甲府を警戒。ただ、「選手たちは準備ができているし、経験もある。良い試合をしてベスト8に進みたい」と自信を伝えた。
チョ・ヒョヌも「アウェイゲームということもあり、難しい戦いになると思う」としつつも、「自分たちが望む試合をして相手を苦しめたい」と述べた。
前回の第1戦が甲府との公式戦初対決となった蔚山。J2リーグ所属ながら、2022年度天皇杯王者としてACLベスト16まで勝ち進んでいる相手に対し、ホン・ミョンボ監督は「ヴァンフォーレは全体的に良いバランスを保ちながらサッカーをしていると感じた。日本サッカーの強みだ。我々はチームとして戦うが、甲府もやはり全体的にチームで戦う印象を受けた」と語った。
現役時代に韓国代表キャプテンを務め、Jリーグでもベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)、柏レイソルで活躍したホン・ミョンボ監督は、選手として旧国立のピッチに立った経験も多い。
そのため、改修後初めて訪れた“新国立”について「個人的にはグラウンドの変化に驚いた。以前までの光景がなくなっていた」と素直な感想を明かしつつも、「(国立には)代表選手としてもJリーガーとしても良い思い出が多い。その良い記憶を明日にも続けていきたい」と力を込めた。
なお、甲府対蔚山の試合は国立競技場で2月20日18時キックオフ予定だ。
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