出場時間は増えたが、確固たる存在感ではなかった。
森保一監督率いる日本代表は1月24日(日本時間)、カタール・ドーハのアル・トゥマーマ・スタジアムで行われたアジアカップ・グループD第3節でインドネシア代表に3-1で勝利。2勝1敗の勝ち点6とし、D組2位で決勝トーナメント進出を決めた。
MF久保建英(22、レアル・ソシエダ)はこの日、FW上田綺世(25、フェイエノールト)やFW堂安律(25、フライブルク)とともに攻撃陣を組んだ。
第1節のベトナム代表戦は途中出場だった久保は今回、第2節のイラク代表戦に続く2戦連続の先発出場となった。1-2で敗れたイラク戦は久保のパフォーマンスも振るわず、後半途中に交代となっていた。
インドネシア戦、久保は最前線の上田の下で2列目の全地域を行き来した。
前半23分にペナルティエリア内で試みた右足シュートはゴールポストを外れ、33分にも放った左足のシュートもインドネシアの守備陣に阻まれた。
ただ、シュートは不発に終わったが、左足から放つパスは目立った。33分のシーンでは、久保の感覚的なフライパスにFW中村敬斗(23、スタッド・ランス)がペナルティエリア内で抜け出してシュートを放ったが、相手DFのブロックに阻まれていた。
その後はインドネシアのDFプラタマ・アルハン(22、水原FC)が久保を積極的にけん制した。久保はポジションにこだわらず、3列目まで下りてくるなど配球にも関与した。前半43分には左サイドを突破して絶妙なクロスを上げた。得点には繋がらなかったが、裏に抜け出す動きが目立った。
後半も久保は2列目で“潤滑油”の役割を果たしたが、これと言った活躍は見せられず、36分にMF佐野海舟(23、鹿島アントラーズ)と交代しベンチに下がった。
出場時間を増やし、徐々にコンディションを引き上げている久保。韓国代表の司令塔として存在感を高めている“親友”MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)のように、決勝トーナメントではさらなる活躍を見せられるだろうか。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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