「日本が一番強い」韓国代表監督、早くも侍ジャパン意識…大会制覇へ“4番の活躍”強調したワケ

「日本が一番強いと思う」

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11月15日、「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に出場する野球韓国代表が大会会場の東京ドームで練習を行った。翌16日の開幕を控え、最後の点検を終えた。

韓国代表率いるリュ・ジュンイル監督は15日、東京ドームで行われた記者会見に出席し、「簡単な相手はいない。日本が一番強いと思う。選手たちのコンディションが良い。最善を尽くす」と伝えた。

「簡単な相手はいない。ひとまず、日本が一番強い」

韓国代表は14日に日本に到着し、15日に東京ドームで練習を実施した。11時頃に球場に到着し、団体写真を撮影後、11時30分から13時30分までの約2時間、練習を行った。

練習後、公式記者会見が行われた。会見にはリュ・ジュンイル監督と投手ムン・ドンジュ(19、ハンファ・イーグルス)が出席した。ムン・ドンジュは16日12時から行われる韓国の初戦、オーストラリア戦で先発登板する。

なお、オーストラリア戦以降は17日19時より日本、18日19時より台湾と対戦する。

予選で2位以内に入った場合は19日18時開始の決勝に進み、3位以下の場合は同日11時開始の3位決定戦に進む。

リュ・ジュンイル監督
リュ・ジュンイル監督

以下、リュ・ジュンイル監督との一問一答。

―大会を控えた感想は。

韓国で約1週間練習して日本に来た。選手たちのコンディションは良い。今日、東京ドームで仕上げの練習を終えた。明日、最善を尽くしてよい試合をする。

―オーストラリア戦の先発投手にムン・ドンジュを指名した背景は。

今大会は最大4試合だ。先発は4人いれば良い。現在、ムン・ドンジュのコンディションが最も良い。それでオーストラリア戦の先発に選ばれた。以降の2~4戦目に登板する先発投手もすべて決めている。

ムン・ドンジュはアジア大会で好投を見せた。今回も上手く投げてほしい。剛速球と落差の大きいカーブが主な武器だと思う。明日は上手く投げてもらいたい。

ムン・ドンジュ
ムン・ドンジュ

―打線の中心はどの選手が担うべきか。

テーブルセッターが多く出塁し、4番のノ・シファンが長打を打ってくれることを期待している。明日対戦するオーストラリアは投手も打者も良い。準備しなければならない。明日の試合は必ず勝利したい。

―ノ・シファンのコンディションはどうか。

大邱(テグ)での練習時、良い打撃を見せていた。今日の練習でも見られたが、引っ張る打球ではなくセンターに打つ姿が見られた。明日の試合で良い活躍をしてくれると思う。

ノ・シファン
ノ・シファン

―今大会のライバルを挙げるならば。

簡単な相手はいない。ひとまず、日本が一番強いと思う。いつも言っていることだが、今は世界中の野球が強くなった。簡単な相手はいない。最善を尽くす。

―大会に臨む覚悟は。

予選3試合を戦わなければならない。オーストラリア戦から勝利しなければ、決勝に進むことはできない。相手の戦力分析をしっかりして、毎試合でベストを尽くしたい。毎回のイニングで最善を尽くす。

―杭州アジア大会で金メダルを獲得した。今大会はどのような大会にしたいか。

今大会は若手選手たちのための大会だ。世界の大会を先に経験できる場だ。来年にはプレミア12があり、2026年のWBCへと続いていく。

今いる若手選手たちが、3~4年後の夢の大会であるWBCに出場できるよう、力強く成長する大会だと思う。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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