杭州アジア大会に出場中のU-24韓国代表が、2連勝でグループステージ首位通過を決めた。
ファン・ソンホン監督率いるU-24韓国代表は、9月21日に行われた杭州アジア大会・男子サッカー競技のグループE第2節でタイに4-0の完勝を収めた。
第1節でクウェートに9-0の大勝を収めていた韓国は、2連勝で勝ち点6を確保し、この時点でグループ首位での決勝トーナメント進出を確定した。来る24日の最終節ではバーレーンと対戦する。
現役時代はセレッソ大阪や柏レイソルにも在籍した指揮官は、今回のタイ戦で前節から先発を5人入れ替えた。
19日のクウェート戦から中1日で迎えた試合ということもあり、体力的な負担が大きかったからだ。そんななかでも、前半だけで4ゴールを挙げる得点力を発揮した。
ファン監督は試合後、「新しい組み合わせ、守備方法を実験した。変化を与えたが、その部分でバランスが後半はスムーズではなかった。惜しい部分だと思う。そこを補完して、トーナメントに向けて準備をしなければならない」と振り返った。
グループ突破を早期確定した韓国には若干の余裕が生まれた。決勝トーナメントに向けて準備する時間も生まれた。
「新しい選手が多数いる。全体的にトレーニングをともにできていない。組み合わせについては準備をしなければならない。確認する時間を設ける計画だ。第3節は決勝トーナメント1回戦を準備する段階として活用する考えだ」と、ファン監督は第3節以降のマネジメントについて語った。
チームにはMFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)が21日から合流した。タイ戦はベンチを外れ、観客席で試合を観戦していた。試合前にはベンチでファン監督とイ・ガンインが対話を交わす場面も見られた。
「(イ・ガンインの)コンディションを確認しなければならない。今、イ・ガンインの出場について話すのは早い。さまざまなことを考慮して選択するつもりだ。何が必要なのかを互いに共有した」という指揮官は、「私が持っている考えはあるが、選手にも考えていることがある。同じ考えを共有することが重要だ。私心なく話し合った。接点が多い時間だった。イ・ガンインだけでなく、すべてのメンバーとコーチングスタッフがもっと強くならなければならないと思う」と強調した。
2試合連続の大勝だが、ファン監督は警戒心を緩めない。「決勝トーナメントに進めたことは祝うべきだが、金メダルを取るまでは満足できない」と力を込める。
そして、「第3節でもパフォーマンスを維持しなければならない。(タイ戦では)後半に緩んだ部分があった。90分間通して緊張感を持ってプレーしなければならないことを強調したい」と付け加えた。
なお、グループE首位の韓国は決勝トーナメント1回戦でグループFの2位と対戦する。
グループFでは現在、2試合を終えて北朝鮮(勝ち点6)が1位、インドネシア(勝ち点3、得失点差+1)が2位、台湾(勝ち点3、得失点差-1)が3位、キルギス(勝ち点0)が4位としている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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