Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、8月25~27日に行われたKリーグ1(1部)第28節、26~27日に行われたKリーグ2(2部)第28節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第28節のMVPは、光州(クァンジュ)FCのFWオム・ジソン(21)だ。
オム・ジソンは8月27日、光州サッカー専用球場で行われた水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス戦で2ゴールを決め、チームを4-0の勝利に導いた。
この日、オム・ジソンは後半1分、アルバニア代表FWヤシル・アサニ(28)の絶妙なグラウンダークロスにゴール前で反応し、チーム3点目となるゴールを決めた。また、後半6分にはペナルティエリア手前でMFチョン・ホヨン(22)のパスを受け、右足でミドルシュートを放ち自身2ゴール目に成功した。
光州は同日の勝利で3位(勝ち点42)に浮上し、ベストチームにも選ばれた。
ベストマッチは27日、ソウルワールドカップ競技場で行われたFCソウル対蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の試合だ。
試合は前半9分にロシア出身FWスタニスラフ・イリュチェンコ(33)のゴールでソウルが先制するも、蔚山が後半19分と23分のFWチュ・ミンギュ(33)の連続得点で逆転に成功。しかしその後、後半終了直前にソウルのブラジル人FWウィリアン(29)が劇的な同点ゴールをマークした。両チームが乱打戦を繰り広げた末、試合は2-2の引き分けで終了した。
なお、この試合で2得点を記録したチュ・ミンギュは今季成績を26試合13ゴール1アシストとし、Kリーグ1得点ランキングで首位に浮上した。
チュ・ミンギュ擁する蔚山は、来る9月からスタートするACLグループステージで川崎フロンターレ、ジョホール・ダルル・タクジム、BGパトゥム・ユナイテッドと同じグループIに入っている。
ほかでは、横浜F・マリノス、カヤ・イロイロ、山東泰山と同じグループGの仁川(インチョン)ユナイテッドから、キャプテンのDFオ・バンソク(35)とGKキム・ドンホン(26)が選出された。
Kリーグ2第28節のMVPは城南(ソンナム)FCのブラジル人FWガブリエル(27)だ。ガブリエルは8月26日、昌原(チャンウォン)サッカーセンターで行われた慶南(キョンナム)FC戦で2ゴールを記録し、チームを2-0の勝利に導いた。
ベストチームは金泉尚武(キムチョン・サンム)だ。金泉は26日、金泉総合運動場で行われた忠南牙山(チュンナム・アサン)戦でFWイ・ジュンソク(23)、FWチェ・ビョンチャン(27)、FWチョ・ヨンウク(24)、DFキム・ジェウ(25)の得点で4-0の大勝を収めた。
ベストマッチは、27日に安養(アニャン)総合運動場で行われたFC安養対全南(チョンナム)ドラゴンズの試合だ。
試合はブラジル人FWヤゴ(26)、DFチュ・ヒョヌ(32)、さらには元ヴァンフォーレ甲府のブラジル人FWブルーノ・パライバ(29)の得点で安養が先に3点リードを奪い、全南はブラジル人FWバルディビア(28)が得点も反撃には至らず、安養が3-1で勝利した。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:オム・ジソン(光州FC)、チュ・ミンギュ(蔚山現代)、コ・ジェヒョン(大邱FC)
MF:ウィリアン(FCソウル)、ベルトラ(大邱FC)、イ・フィギュン(光州FC)、アサニ(光州FC)
DF:ペトラーシェク(全北現代モータース)、オ・バンソク(仁川ユナイテッド)、アン・ヨンギュ(光州FC)
GK:キム・ドンホン(仁川ユナイテッド)
―Kリーグ2
FW:チョ・ヨンウク(金泉尚武)、ブルーノ・パライバ(FC安養)、ガブリエル(城南FC)
MF:キム・ジョンファン(釜山アイパーク)、イ・ウィヒョン(富川FC 1995)、カン・ヒョンムク(金泉尚武)、ヤゴ(FC安養)
DF:キム・ジェウ(金泉尚武)、チョ・ウィジェ(釜山アイパーク)、キム・ヒョンジン(FC安養)
GK:イ・ボムス(富川FC 1995)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
前へ
次へ