韓国政府の文化体育観光部(以下、文体部)が、大規模イベントよって損傷したソウルワールドカップ競技場の芝生復旧のために最善を尽くすと伝えた。
文体部は8月15日、「2023セマングム第25回世界スカウトジャンボリー」の「K-POPスーパーライブ」開催によって損傷したソウルワールドカップ競技場の芝生に関して、復旧のためにソウル施設公団を協力することを明らかにした。
また、「17日までに、ステージ設置によって損傷した芝生を中心に緊急復旧を終え、19日に行われるFCソウル対大邱FCのプロサッカーKリーグ1の試合に支障がないようにする」と伝えた。
それとともに、「19日の試合以降にも芝生の状態を追加で確認した後、必要な場合には追加で復旧作業を施行し、9月以降に行われるプロサッカー及び国際Aマッチの試合にも問題が内容に備える」と約束した。
文体部は芝生の復旧に必要な経費を支援する予定だ。
正確な復旧費用は作業が終わった後、公団側で実際の費用を算定し、政府に要請する予定だ。
Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は14日にソウルワールドカップ競技場を訪問し、芝生の状態を点検した。
現場確認を終えており、復旧作業が計画通り進行されれば、試合開催には問題がないという立場を明らかにした。
韓国最大級のサッカー専用スタジアムであるソウルワールドカップ競技場の芝は、2021年10月から天然芝95%と人工芝5%を混ぜた“ハイブリッド芝”に全面張り替えられた。
張り替えには10億ウォン(日本円=1億円)の予算が投じられ、今夏プレシーズンマッチで来韓したマンチェスター・シティも早い排水システムと整えられたピッチを絶賛していた。
張り替え後は大きな収入源となり得る大型コンサートも受け付けてこなかったが、急きょ開催が決まった「K-POPスーパーライブ」によって芝生部分にステージが設置されるなど、ハイブリッド芝への損傷が懸念される状況となっている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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