トラブルが続出している「第25回世界スカウトジャンボリー」から、イギリスに続いてアメリカ代表団も“早期撤退”した。
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8月6日、早期撤退したアメリカのスカウト代表団は、京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)に位置する米軍のハンフリーズ基地に到着した。
同日10時50分頃、大会キャンプ地がある全羅北道(チョルラブクド)のセマングムから、アメリカ代表団の先発隊700~800人を分けて乗せたバス19台は、約6時間後の16時50分頃に平沢のハンフリーズ基地に続々と到着した。
アメリカからは約1500人が参加しており、先発隊を除いた運営要員など残りは同日午後にセマングムを出発。アメリカ代表団は当初、セマングムの会場に到着する前、ハンフリーズ基地内の体育館で一泊していた。
平沢市はアメリカ代表団が滞在する間、体験イベントや必要物品に対する支援など、最大限の便宜を提供する方針だ。平沢市は7日、ハンフリーズ基地を訪問し、具体的な支援対策について話し合った。
今回の世界スカウトジャンボリーは8月1日から12日までの予定だったが、猛暑による熱中症、虫による被害など、開幕当初からトラブルが多発していた。ほかにも、トイレやシャワー室などの衛生施設が汚く、粗末だという指摘も絶えなかった。
そんななか、参加国最多の約4400人を派遣していたイギリス代表団は4日に一早く撤退を決定し、アメリカ、シンガポールが続くこととなった。
なお、会場では深刻なトラブルも発生していたようだ。ジャンボリーキャンプ場のシャワー室では“性犯罪”が発生したことで物議を醸している。
性犯罪被害を主張する全羅北道地域のスカウト団は「女性シャワー室に30~40代と推定されるタイ人男性指導者が入っていたことが発覚した。約100人の目撃者がいる」と訴えた。現在は警察が調査中だが、今回の事件に対して、組織委員会と女性家族部の対応が不十分だったという指摘も出ている。
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