パリ・サンジェルマン(PSG)率いるルイス・エンリケ監督が、今夏新加入の韓国代表MFイ・ガンイン(22)への確固たる信頼を示した。
韓国では本日(8月3日)、釜山(プサン)アジアード主競技場でPSGと全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースによるスペシャルマッチ「Coupang Playシリーズ」第3戦が行われる。
試合に先立ち、エンリケ監督は前日の2日に行われた記者会見に出席。そこで、イ・ガンインの全北戦での出場を予告した。
エンリケ監督は「イ・ガンインは試合できる良い状態だ。何分プレーするかはわからないが、必ずプレーするだろう」と伝えた。
大きなアクシデントがない限り、イ・ガンインは全北戦に出場する見通しだ。
イ・ガンインもミックスゾーンで報道陣の取材に応じ、「身体は大丈夫だ。トレーニングをあまりしていないので、90分プレーできる状態ではないが、プレーはできる」と、出場可能な状態まで回復していることを明かした。
イ・ガンインに対するエンリケ監督の期待は大きい。
「イ・ガンインはスペインで生活していたので、私もよく知っている選手だ。昨シーズンはマジョルカで大きく発展した」とし、「完成型の選手だ。技術が良く、フィジカル的にも優れている。見る楽しさをもたらしてくれる選手だ」と絶賛した。
エンリケ監督は2019年から昨年のカタールW杯までスペイン代表を率いた。それ以前にはセルタやバルセロナでも指揮を執っており、ラ・リーガの動向は着実に見守ってきた。それだけに、イ・ガンインの成長過程も自然とわかるはずだ。
イ・ガンインは昨シーズン、マジョルカで爆発的な成長を遂げた。6ゴール6アシストを記録し、1試合当たりのキーパス数1.5回、ドリブル成功回数2.5回という驚異的な攻撃指標も残した。
そのため、今夏の移籍市場ではPSG以外にアトレティコ・マドリードも獲得を試みるほど、ハイレベルな選手に発展した。
エンリケ監督はイ・ガンインのマルチプレイヤーとしての性向も考慮している。
「イ・ガンインは中央、サイドを問わず上手くプレーできる選手だ。イ・ガンインを獲得できて満足している」とし、複数ポジションをこなせるイ・ガンインの存在により、多様な活用法を悩む余地があると伝えた。
エンリケ監督は主に4-3-3のフォーメーションを用いる。イ・ガンインは左右ウィングだけでなく、2列目の攻撃的MFとしても活躍できる。
チームの状況や戦略、戦術によって、イ・ガンインは多彩な役割を果たすことができる。監督の立場では心強い存在だ。
PSGは日本で行われたプレシーズンツアー3試合を1分2敗の未勝利で終えた。全試合通して攻撃面で特に残念な気持ちが大きく残った。
エンリケ監督も指揮を執りながら、去る7月21日のル・アーヴルとのプレシーズンマッチで大活躍するも、右太ももの負傷により日本ツアー全試合を欠場したイ・ガンインの存在が恋しかったはずだ。
それだけに、全北戦での復帰が予想されるイ・ガンインのプレーをより一層期待したい。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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