野球とサッカーを含めた韓国代表チームがアジア大会で金メダルを獲得すれば、兵役免除の特例を受ける制度が維持される。
メダルの色とは関係なく、オリンピックでメダルを獲得した選手たちも、従来と同様の恩恵を受ける。
李洛淵(イ・ナクヨン)首相は11月21日、第94回国政懸案点検調整会議を主宰して兵役代替服務の改善策を審議・確定した。
この日、国防部が発表した「兵役代替服務制度改善計画」には、体育要員に対する編入基準を従来通り維持するものとされていた。
オリンピックとアジア大会を韓国代表選手団の体育要員編入認定大会として維持したわけだ。
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ただし、団体種目は選手選抜過程の公正性と透明性を高めるために、細部実行策を講じなければならない。政府は五輪とアジア大会の代表選考に関する具体的な基準を、大韓体育会と傘下団体に公開するよう要求した。
体育要員への編入は、オリンピック3位以上・アジア大会1位になった選手たちは文化体育観光部長官の指揮・監督下に兵務庁長が定めた分野で、34カ月服務及びボランティア544時間で兵役履行を代替するという意味だ。
メダリストたちはメダル獲得後、3年間にわたって該当種目の選手資格を維持しなければならず、別途にボランティア活動も履修し証拠書類を提出しなければならない。
今回の案件が目を引く理由は、昨年のジャカルタ・アジア大会での騒ぎに起因する。