“日韓戦”で完敗を喫したU-17韓国代表が帰国の途に就く。
タイで開催されたU-17アジアカップを準優勝で終えたU-17韓国代表は、来る7月4日未明に仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に帰国する。
ビョン・ソンファン監督率いる韓国は、2日にパトゥム・ターニー・スタジアムで行われた日本との決勝で、釈然としない判定のなか0-3で敗れた。
1986年、2002年に続き通算3回目の大会制覇に挑戦した韓国だが、大会史上初めて実現した“日韓戦”で勝利することができず、通算3回目の準優勝を記録して大会を終えることになった。
優勝は逃したとはいえ、準優勝も十分素晴らしい結果だ。また、韓国は大会上位4チームに与えられるU-17ワールドカップ本大会出場権も確保。来る11月にインドネシアで開幕するW杯本大会へ一歩前進に成功した。
決勝は前半開始からお互いに激しい攻防を繰り広げていたが、終了間際の43分に雰囲気が日本の方へ急激に傾いた。
韓国のDFコ・ジョンヒョン(17、水原三星U-18ユース)が警告累積で退場となったためだ。
前半13分にすでにイエローカードを1枚受けていたコ・ジョンヒョンは、その30分後に警告累積でピッチを後にせざるを得なかった。そして、コ・ジョンヒョンのファウルで得たフリーキックで日本は先制に成功した。
1点ビハインドで前半を終えた韓国は後半に2失点を喫した。数的劣勢という不利な状況に耐えられなかったのだ。後半21分、そしてアディショナルタイムにゴールを許してしまった。
それでも、韓国の選手たちは死力を尽くしてプレーした。10人と一人少ない状況でも日本と対等に対抗していた。
だが、主審の判定が非常に残念だった。
タイ人主審のモンコルチャイ・ペチェスリ氏は後半38分、FWキム・ミョンジュン(17、浦項U-18ユース)がペナルティエリア内で相手GKの飛び出しに足がかかり倒れるも、ペナルティキックを与えなかった。
むしろ、判定に激しく抗議したビョン監督に対しイエローカードを提示した。
釈然としない判定のなか、韓国は宿命のライバル対決を大敗で終えることになった。
試合後、ビョン監督は「選手が最後までピッチで戦う姿を見て感動した。試合が終わった後、選手たちが目から涙を流す姿を見て、監督としてかなり心が痛かった。必ずもう一度(日本と)リベンジマッチをしたい」と伝えていた。
(記事提供=OSEN)
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