韓国と日本による宿命のライバル対決が、サッカーU-17アジアカップ決勝の舞台で実現することになった。
ビョン・ソンファン監督率いるU-17韓国代表は6月29日、タイのパトゥム・ターニー・スタジアムで行われたU-17アジアカップ準決勝でウズベキスタンに1-0で勝利。前半の決勝ゴールを守り切り、決勝進出に成功した。
韓国は前半31分、MFペク・イヌ(16、龍仁市サッカーセンター)の絶妙なフリーキックで先制し、リードを握った。
チームカラーに合わせ、先制以降も攻撃の勢いを緩めることなく、シュート数で19本対10本と相手を大きく上回った。
ボール支配率では下回ったが、速いテンポの展開でウズベキスタンの守備陣を困難に陥れた。チーム特有の流麗なパスプレーでウズベキスタンにチャンスを与えず、勝利を手繰り寄せた。
今大会、韓国は華麗な攻撃的サッカーを見せ続けている。グループステージではターンオーバーを行ったイラン戦のみ唯一敗れたが、2勝1敗で2位通過した後、準々決勝では開催国タイにアウェイの大観衆のなか4-1で大勝。そして今回の準決勝では難敵ウズベキスタンも下した。
ウズベキスタンは近年、世代別代表を集中的に育成し、飛躍的な発展を遂げている。U-23代表からU-17代表まで、各年代におけるアジア強豪国の一つに挙げられる。
実際、U-17韓国代表は昨年10月のU-17アジアカップ予選でウズベキスタンに2-3と敗れていた。それから1年越しにリベンジを果たしただけに、今回の決勝進出が持つ意味は大きい。
来る7月2日、パトゥム・ターニー・スタジアムで行われる決勝では日本と優勝をかけて激突する。
日本はグループステージを2勝1分の無敗で首位通過し、準々決勝でオーストラリア、準決勝でイランを破って決勝まで進んだ。韓国同様、攻撃面に強みを持つチームなだけに、決勝での正面対決により期待が集まる。
韓国は1982年大会で初優勝、2002年大会で2回目の優勝を飾った後、U-17アジアカップの頂点から遠ざかっている。近年では2008年と2014年大会で決勝に進出したが、いずれも準優勝に終わった。
一方、日本は前回の2018年大会で優勝、歴代優勝回数も3回で単独トップに立つ。仮に今回、韓国が優勝すれば、歴代優勝回数で日本と並ぶことになる。
はたして韓国は21年ぶりにU-17アジアカップ制覇を成し遂げることはできるのか。アジア王者をかけた日韓対決に注目だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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